星井美希
えー、それでは始めさせていただきますなの!!
如月千早
ちょっと美希、話が見えないのだけれど……
天海春香
いきなりこんなところに集めてどうしたの?
星井美希
ルール説明なの!意味のわからない話は時として恐ろしさを禁じ得ないの!!
星井美希
ここではそんな話をして
星井美希
え!?なにそれ?意味わかんないこわいこわいこわい!!
星井美希
て感想を言う催しなの!おーけい?
天海春香
……しょうもないね。
星井美希
まあ美希がお手本を見せるから見てろなの!
星井美希
……これは、ある春香の話なの…ミキはその日、春香と待ち合わせてたの……
星井美希
おニューの盆栽を買いにいくために、でも春香がいつまで経っても来ぬの……ミキは心配したの……
星井美希
……そして、一時間……二時間とそこで待ってた気がしたそんなとき、痣だらけの春香が来たの
星井美希
……まあ実際には10分くらいだったけどその時、痣春香が言った言葉がこうなの……
星井美希
「美希、遅れてごめん!箪笥の角以外の全部分に足の小指以外の全部位をぶつけちゃって!!」
如月千早
え!?なにそれ?意味わかんないこわいこわいこわい!!
星井美希
まあざっとこんなもんなの!次春香やってみて!
天海春香
……わけわかんないくらいしょうもない企画だね…えっと、この前町をぶらぶらしてたら……
天海春香
美希を見つけたの…声をかけようとしたんだけど…誰かを待ってるみたいだから様子を見てたの
天海春香
……そして、ずっと美希をみてたらふいに奇妙な音が聞こえたの……実はその正体は……
天海春香
~以下回想シーン~
星井美希
むぅ……千早さん遅いの!!最近またされてばっかなの!!早く千早さんとハイキング行きたいの
星井美希
あれ……なんか変な音が近づいてくるの……まさか!!
如月千早
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄舎利子色不異空空不異色色即是空空即是色愛
星井美希
あ!!やっぱり千早さんなの!!おーい!こっちこっちー。
天海春香
え!?なにそれ?意味わかんないこわいこわいこわい!! ~回想終わり~
星井美希
なるほど、それは確かに意味わかんない且つ薄ら恐ろしく感じるの。
如月千早
流石は春香ね。思わず息を飲む展開だったわ。
天海春香
……これ没ネタ集とかじゃないよね?
星井美希
はい、最後は千早さんバシッ決めちゃってなの!!
如月千早
え、あーそうね……ちょっと待ってえーとえーと。あ、思い出したわあれよ……
天海春香
(自分の番まで回ってくると思わなかったんだね……)
星井美希
(こういう催しで他人の話は茶々いれるのに自分が話すときは自信なくす奴絶対一人はいるの)
如月千早
あー、はいはい。まとまったわ。えー昔々あるところに
天海春香
……語り口の語彙が……
星井美希
千早さん絶対こわい話とかしたことないの……
如月千早
まあ、私なんだけど……そう私の話……待ち合わせしてたの、あの……ほら、真一さんと盆栽の件。
星井美希
ん?真一って誰なの?
天海春香
真のお父さんだね……多分嘘の話だから絶対裏をとれない人をセレクトしたんだと思うよ。
如月千早
えーとえーと、そしたら……そうあの未曾有の事件の始まりのプロローグが序章で……
星井美希
お!なんか事件おこしてそれっぽくしてきたの!!
如月千早
あー……その事件は未然になんとかして……その後の話なの……
天海春香
思い付かないから一瞬で風呂敷畳んだんだね。
如月千早
あーそしたら……えー向こうから、赤い人面犬を頭に乗せた人が歩いてきたの……
星井美希
思いつかなすぎて既存の話をアレンジしてそのまま持ってきたの!!
如月千早
で、それを不思議に思ったからすかさず聞いたわ、何で人は生まれて来たんですか……って
天海春香
……もしかしてそれが……全ての理由? 待ち合わせ…盆栽…長すぎる体感時間
星井美希
妙に遠い関係性の人……般若心経……全部その為の伏線だったと言うのなの?
如月千早
え?なになに?違う違うただてきとーに喋っただけで……
星井美希
(今千早さんの為に二人で「実はマジで意味不明で恐ろしい話だった」ってオチにしようと……)
天海春香
(助け船を出してあげたのに千早ちゃんったら救済キャンセルしちゃって……)
(台詞数: 50)