最上静香
(はぁ…鰹出汁の姫。どうすればまた会えるのかしら?)
最上静香
あら?この醤油の良い香りは…。
最上静香
ごきげんよう、未来。今日は寝坊しなかったようね。
春日未来
ごきげんよう!流石静香ちゃん!顔を見なくてもわかってくれるんだね!
最上静香
当たり前じゃない。あなたがよく食べているうどんの香りは覚えているわ。
春日未来
でへへ…あ、そうそう!実はビッグニュースが2つもあるんだよ!
春日未来
1つはね、隣のクラスの話なんだけど…記念樹の儀式を交わした子がいるらしいよ!
最上静香
記念樹の儀式…?何よそれ?
春日未来
知らないの!?この学園に伝わる伝説だよ!?常識だよ!?
春日未来
ほら、学園の裏に大きな木があるでしょ?学園創立時からあるって噂の記念樹が。
春日未来
その下で、2人の生徒が1杯のかけうどんを作るの!
春日未来
1人が麺、1人が汁を用意し、それらを掛け合わせたかけうどんを2人で食べる。
春日未来
するとね、その2人は永遠の絆で結ばれるって言われているの。
最上静香
そんな噂があるのね。知らなかったわ……でも。
最上静香
何だかロマンチックね。
春日未来
でしょう?ねえねえ、私たちもやらない?
最上静香
麺を茹ですぎたり、出汁の味を殺したりしなくなってから言いなさい。
春日未来
そんな〜!相変わらず静香ちゃんは厳しいな〜!
最上静香
それで、もう1つのビッグニュースって何?
春日未来
それがね、なんとぉ!このクラスに留学生が来るらしいの!
最上静香
留学…そういえば毎年他の学園から来ているわね。
最上静香
(ん?留学生?何だろう…胸騒ぎがする…。)
春日未来
あっ、先生が来たよ!後ろにいる子が留学生かな?
北沢志保
…………。
最上静香
(あっ!あの人は、間違いない!)
最上静香
鰹出汁の姫!!
春日未来
静香ちゃん!?
北沢志保
鰹出汁の姫…?
最上静香
はっ!?す、すみません。先生、続けてください。
最上静香
(何やっているんだろう!私の馬鹿馬鹿〜!)
北沢志保
初めまして、留学生の北沢志保です。今日から半年間、この学園で学ばせていただきます。
北沢志保
それと、先に言っておきます。
北沢志保
私はうどんが大嫌いです。
最上静香
なっ!?
春日未来
えっ?あの子、今何て…?
北沢志保
……以上です。これからよろしくお願いします。
最上静香
(嘘でしょ……あんな香りを漂わせた子が、うどん嫌い…?)
最上静香
(北沢志保…あなたは一体…。)
(台詞数: 38)