最上静香
(あらすじ:海に来たと思ったら先輩の元カノに遭遇した)
高山紗代子
「初めまして!高山です。あなたが静香さんね?それと未来さん。翼さんは…いないのね」
最上静香
「私達の事知ってるんですか?」
高山紗代子
「そりゃあPくんからよく聞かされていたもの。2つ下の幼なじみなんだよね?」
最上静香
「へ、へえ…。先輩が。私達の事を」
春日未来
「静香ちゃん。喜びを隠しきれてないよ」
高山紗代子
「全く…。今だから言うけど、 彼女の前で他の女の子の話をするなんてダメなんだよ?もう」
最上静香
(だいぶ距離が近いわね…)ヒソヒソ
春日未来
(もう別れてるんだよね?それにしては…)ヒソヒソ
高山紗代子
「せっかくこうして会えたんだし、少しお話ししない?」
最上静香
ーーーーー
最上静香
「あ、あの~、先輩とはもう別れてるんですよね?」
高山紗代子
「ああ~、うん。だってPくん 全然会いに来てくれないんだもの」
高山紗代子
「最後の日に『できる限り会いに行くよ』って言ってくれたのにね?」
最上静香
(先輩目を逸らしたわね)ヒソヒソ
春日未来
(気まずいんだね)ヒソヒソ
高山紗代子
「寂しいから会いたいって何度も言ったんだよ?それなのに…。わかるでしょう?」
最上静香
「わかります」
春日未来
「女心がわかってないですよね」
高山紗代子
「メールや電話も嬉しいけど… 女の子はそれだけじゃダメなんだよ?」
最上静香
「ダメなんですよ?」
春日未来
「ダメですよ?」
高山紗代子
「ふふっ。反省した?次の彼女さんと付き合う時は気を付けてね」
最上静香
ーーーーー
高山紗代子
「でもPくんにも普段の生活があるし、1人暮らしで大学に通って大変そうだったし」
高山紗代子
「片道何時間もかけて会う恋愛なんてやっぱりお互いに負担だから。仕方なかったのかな」
高山紗代子
「ちゃんと1人暮らしできてる?洗濯物や洗い物は溜め込んでない?外食ばかりしてない?」
最上静香
(恋人オーラが凄い……)
春日未来
(まだ先輩の事好きなのかな)
高山紗代子
「あんまりだらけた生活しちゃダメだよ?」
最上静香
ーーーーー
高山紗代子
「ごめんね?長々と話し込んじゃって。久しぶりに会えたから嬉しくって」
高山紗代子
「その…。今は静香さんと付き合ってるのかな?大事にしてあげてね」
最上静香
「え!?つ、付き合ってないです!気持ちは伝えましたけど!」
高山紗代子
「…そうなの?ダメだよ、あんまり女の子を待たせちゃ」
高山紗代子
「もしかして…私の事が忘れられないとか?」
高山紗代子
「…………」
高山紗代子
「ちょ、ちょっと…。何その反応。冗談で言ったのに」
最上静香
(こ、これは…)
高山紗代子
「でも嬉しいな。まだ私の事好きでいてくれたんだ」
高山紗代子
「静香さん、あなたとPくんはまだ恋人同士じゃないのよね?」
最上静香
「は、はい」
高山紗代子
「それじゃあPくん…。ちょっとだけあの頃に戻ってみる?」
高山紗代子
「ふふっ、こうするの懐かしいね」ウデクミー
最上静香
(あああああああ)
高山紗代子
「……」チラッ
高山紗代子
(満面の微笑み)
最上静香
(あああああああ!)
最上静香
「ダ、ダメーーーー!」
春日未来
(静香ちゃん、ふぁいとー!)
(台詞数: 50)