春日未来
「すや…すや…」
伊吹翼
「えへ…えへへ…すぅ…」
最上静香
「……う……うん……?」
最上静香
「あ、私……」
最上静香
「寝てしまっていたんですね…。はしゃぎすぎました。ごめんなさい…」
最上静香
「この上着…先輩が?」
最上静香
「…ありがとうございます」
最上静香
「……」
最上静香
「……」ギュッ
最上静香
「…先輩は変わりませんね。あの頃のままです」
最上静香
「安心しました。よかったです。優しいままの先輩でいてくれて」
最上静香
「結構、変わっちゃう人、いるみたいですから」
最上静香
「…………」
最上静香
「その…彼女さんとの事は…残念でしたね…」
最上静香
「好きな人に振られる苦しみ、わかりましたか?」
最上静香
「……ごめんなさい、冗談です」
最上静香
「……」
最上静香
「ずっと、考えていた事があるんです」
最上静香
「もしも、先輩がずっとこの街にいたら…」
最上静香
「遠くに引っ越したりしていなかったら」
最上静香
「私と……」
最上静香
「………」
最上静香
「いえ、やっぱりいいです。今のは忘れてください」
最上静香
「………はい。そうですね」
最上静香
「…帰ります。二人を起こしますね」
最上静香
「ほら、二人とも起きて」ユサユサ
伊吹翼
「う?う～ん?」モゾモゾ
春日未来
「あれ…?寝ちゃってたんだ…」
最上静香
「二人ともはしゃぎすぎよ。もういい時間だわ。そろそろ帰らないと」
伊吹翼
二人「はぁ～い」
最上静香
ーーーーー
最上静香
「それではお邪魔しました」
伊吹翼
「あ～あ、寝ちゃうなんてもったいなかったな～」
伊吹翼
「また来ますからね!先輩♪」
春日未来
「すいません、せっかく先輩のお家に招待してもらったのに」
春日未来
「はい、また来ます。それでは失礼します!お邪魔しました!」
最上静香
「えっと……ちょっと忘れ物をしたから、二人は先に行ってて?」
伊吹翼
「はぁ～い」
春日未来
「うん。それじゃあ外で待ってるね」バタン
最上静香
「……」
最上静香
「すいません。ちょっと伝え忘れた事があったもので」
最上静香
「えっと……」
最上静香
「…………」スゥ…
最上静香
「私…まだ先輩の事、好きですから」
最上静香
「気付いてましたか?」
最上静香
「それともう1つ。まだちゃんと言ってませんでしたよね」
最上静香
「こほん」
最上静香
「……」
最上静香
「おかえりなさい、
最上静香
「おかえりなさい、先輩」
(台詞数: 50)