伊吹翼
〈ガチャ〉おはようございます。P『おはよう。まずはそこに座って』
伊吹翼
はい……〈ストン〉
伊吹翼
……
伊吹翼
………
伊吹翼
………あのっ!P『どうして何も言わずに百合子に会ったの?』
伊吹翼
それは……会えば、思い出すかもと思って……でも。P『でも?』
伊吹翼
「思い出したらいけない」って、言われたんです。それを聞いて私
伊吹翼
百合子ちゃんに私たちの思い出を否定された気がして、怒鳴っちゃったんです
伊吹翼
っ、でも!ホントに私、百合子ちゃんに酷いことなんて……!
伊吹翼
P『翼。あなたの言いたいことは分かったわ。でもね?その上で聞きなさい』
伊吹翼
P『今の百合子は、あなたの好きな百合子じゃないの。私たちのことを忘れた』
伊吹翼
P『別の七尾百合子なの。だから慎重に進めないといけないの』
伊吹翼
P『でも翼は、そんな百合子を否定した』あっ……
伊吹翼
P『記憶とか、思い出とか関係ない。あなたは今の百合子を否定してしまった』
伊吹翼
そっ…か……それは、傷付いて当然ですよね。私のバカ……恋人を傷付いてるじゃん
伊吹翼
あのっ!私百合子ちゃんに謝りたいです!謝って、やり直したいです!
伊吹翼
P『……百合子は明後日には退院するそうよ。一応事務所には顔を出してくれるみたいだから』
伊吹翼
P『そこからは、翼と百合子に任せるわ』はいっ!ありがとうございます!
伊吹翼
P『ん……。確か今日はレッスンだったわね?もう行って大丈夫よ』
伊吹翼
はい!失礼しました!〈ガチャ〉
豊川風花
〈___ガチャ〉プロデューサーさん。P『風花ちゃん。もしかして聞いてた?』はい
豊川風花
二人とも…大丈夫ですよね?P『あの年頃は難しいから…分からないわね』
豊川風花
P『ホント、何も出来ない自分が歯痒いわ』そんなことないです!
豊川風花
プロデューサーさんが百合子ちゃんのために走り回っていること、知ってるんですよ?
豊川風花
P『プロデューサーだもの。これくらいは』でも、ちゃんと寝ないとダメですよ?
豊川風花
P『いえ、仮眠は』ダ~メ~ですっ!!しっかり寝て下さい!
豊川風花
それこそ、百合子ちゃんや、翼ちゃんのためにも…。P『…分かったわ』
豊川風花
P『ホント、風花ちゃんには勝てないわね』これでも元看護師ですから
伊吹翼
___あっ、未来おはよ~!
春日未来
〈ビクッ〉あ、つ、翼…おはよう!
伊吹翼
あれ?どしたの?そんなビクビクして?
春日未来
あ…えっと……ほら!もうすぐドラマの撮影が始まるから緊張しちゃって…
伊吹翼
あ~なるほどなるほど♪ま、未来なら大丈夫だよっ!レッスン行ってくる~
春日未来
うん!いってらっしゃ~い!〈バタンッ〉
春日未来
……
春日未来
……気付かれてないよね?
春日未来
ふ~……それにしても、これホントなのかな?他のみんなにも送られてたみたいだけど
春日未来
〈携帯開く〉流石に本人には言えないよね
春日未来
[七尾百合子が記憶を失ったのは]
春日未来
[伊吹翼のせい]
(台詞数: 40)