最上静香
翼から連絡があって未来が記憶喪失になったって聞いたけど…本当なのかしら?
最上静香
(ガチャ)未来?記憶喪失って本当なの?私が誰だかわかる?
春日未来
あ、静香ちゃんおはよう。
最上静香
お、おはよう未来…。(何だかいつもと変わらないわね)
最上静香
未来…冗談よね、記憶喪失になったっての言うのは…。
春日未来
記憶喪失は本当だよ…。朝起きたら頭が痛くて鏡を見たら知らない人が映ってびっくりしたんだから
春日未来
何が何だかわからなかったけど、机の上に私が書いたと思われる日記みたいなものを見つけてね
春日未来
それでやっとここまで来たんだ。
最上静香
日記?未来って日記とか書いていたの?
伊吹翼
その日の出来事を書いてみたいだよ。内容はあれだったけど。見てみる?
最上静香
でも…人の日記を見るなんて私には…(ペラ…)
最上静香
『今日は静香ちゃんと一緒に遊んだ。楽しかった。』
最上静香
『今日も静香ちゃんと遊んだ。楽しかった。』
最上静香
『今日は静香ちゃんと一緒にプリクラを撮った。静香ちゃん大好き♡』
最上静香
未来ったら…そこまで私のことを…。
伊吹翼
(日記の内容には突っ込まないんだ…)
春日未来
でも安心してよ静香ちゃん。翼お姉様が私のことを全部教えてくれたんだから。
最上静香
そうなのね。それはよかっ…
最上静香
そうなのね。それはよかっ…翼お姉様?
春日未来
でへへ、翼お姉様がいなかったら私も今頃どうなってたことやら。
最上静香
ちょっと翼!未来に何変なこと吹き込んでるのよ。
伊吹翼
だって面白そうだったんだもん。それに…お姉様って言われるのも中々いいものだよ。
最上静香
だからって変なこと教えないでよ!余計混乱したらどうするの?
春日未来
翼お姉様をそんなに責めないで静香ちゃん。悪いのは私なんだから…。
最上静香
未来が言うなら…
最上静香
で、他に変なこと教えたりしてないでしょうね?
伊吹翼
これだけだよ。後は普通に未来のことを教えただけだし。
最上静香
じゃあさっきまで何やってたの?その紙は何?
伊吹翼
これ?これはアレだよ…。悪魔が宿ってる神だよ。
春日未来
ちょっと暇だったから勉強してたんだ。
最上静香
へぇ、そうなの。勉強ね…
最上静香
勉強!?未来が…勉強!?
春日未来
でへへ、自分の知らない知識とか知ることが出来るから勉強って楽しいよね。
最上静香
あの未来が…勉強を……(フラッ)
伊吹翼
しっかりして静香ちゃん!
最上静香
っは…。ごめん、翼…。あまりにも衝撃的なことだったから…。
最上静香
でも未来のことだからきっと間違いだらけなんでしょ。ちょっと私が見てあげるわ。
最上静香
………。
最上静香
あれ…こんな問題やったかしら?答えがわからないわ…。
伊吹翼
そりゃそうだよ…。未来がやってたのって高校レベルの問題なんだから。
最上静香
高校レベル!?ちょっと問題集の答えを見せて!
最上静香
……あ、あってる…。全問正解してる…。
春日未来
そうなの?事務所に置いてある問題集をやってただけなんだけどね
春日未来
次々と答えが頭の中で浮かんできたんだ。
春日未来
きっと記憶がなくなる前の私って相当頭が良かったんだね。
最上静香
あぁ…
最上静香
こんなの……
最上静香
こんなの……こんなの…未来じゃない…(ガクッ)
春日未来
し、静香ちゃん!?どうしちゃったの!?
伊吹翼
未来…そっとしといてあげて。現実とは時に残酷な物なんだよ。
(台詞数: 50)