高山紗代子
おはよう、未来ちゃん。
春日未来
おはようございます、紗代子さん!テスト勉強ですか?
高山紗代子
ううん、この前、センター試験が終わったでしょ?その問題を解いてるの。
春日未来
あれ、センター試験って大学受験用ですよね……?はっ!!
春日未来
まさか、紗代子さん飛び級ですか!アイドル辞めて天才大学生になるんですか!
高山紗代子
いや、これは……
春日未来
うわーん、いやだぁ。紗代子さんと一緒にもっとアイドルやりたいですよぉ。
高山紗代子
未来ちゃん、話を聞いて!これは来年の受験のためなの。
春日未来
それじゃあ、受験が終わったらアイドルを……
高山紗代子
大丈夫。私はアイドルを辞めないよ?
春日未来
でへへ~、よかった。
春日未来
でも、アイドルを続けるなら受験なんて必要ないんじゃないですか?
高山紗代子
そんなことないよ。一流のトップアイドルになるなら、アピールポイントは増やしておかないと!
春日未来
な、なるほど……。よく分かんないですけど、紗代子さん凄いです!
高山紗代子
未来ちゃんだって来年は高校受験でしょ。もう準備を始めたほうがいいんじゃない。
春日未来
まだ早いですよ。あと1年もあるんですし。
高山紗代子
まだ……?1年も……?
春日未来
どうかしましたか?
高山紗代子
未来ちゃん、シアタートーナメントで翼ちゃんに勝って優勝したからって、油断してるんじゃない?
春日未来
ええっ!そんなことないですよ?
高山紗代子
油断は努力の天敵!こんなんじゃトップになんかなれないよ!
春日未来
いや、アイドルと受験は関係ないんじゃ……
高山紗代子
甘い!甘すぎるよ、未来ちゃん!!春香ちゃんのクッキーよりも甘い!
高山紗代子
アイドルと勉強は表裏一体!今から私と一緒に勉強しよう!
春日未来
ええっ、今から!?でも、勉強道具なんて持って……
高山紗代子
大丈夫。中学生用の参考書は事務所においてあるよ。
高山紗代子
やよいちゃんやロコちゃんの勉強も見てきたもの。いつでも教えられるように準備はバッチリだよ!
春日未来
え、えーっと、そうだ!このあと自主レッスンを入れてて!
高山紗代子
そっかあ……
高山紗代子
じゃあ、自主レッスンの後に勉強しようか。もちろん自主レッスンも付き合うよ。
春日未来
ええっ!?
春日未来
あっ、か、勘違いしてました!今日は家に帰ってロケの準備を……
高山紗代子
そっかあ……
高山紗代子
じゃあ、未来ちゃんの家で勉強しようか!教科書もあるし好都合だよね!
春日未来
うええええ?
高山紗代子
安心して!みんな成績は上がってたから、未来ちゃんだって大丈夫だよ!
春日未来
で、でも、私一人だと悪いから、みんながいる時に……。
高山紗代子
未来ちゃん……そこまでみんなのことを考えてくれているんだ。
春日未来
も、もちろんですよ!
高山紗代子
ごめんね、私ったら気が利かなくて。今すぐ、静香ちゃんと翼ちゃんにも連絡入れるよ!
春日未来
あれれれ?いや、ちょっと待ってください!
高山紗代子
えっ……あっ、ごめんね、私ったら未来ちゃんの言葉の本当の意味も考えずに。
春日未来
いえ、よくわからないけど、思いとどまってくれてよかったです。
高山紗代子
中学生組みんな呼ばないとね!亜美ちゃんと真美ちゃん、百合子や杏奈ちゃんにも連絡しておくね。
春日未来
違う……違うんですよ、紗代子さん……
高山紗代子
それじゃあ、未来ちゃんの家へ急ごう!一流のトップアイドルへの道は待ってくれないよ!
春日未来
そ、そうですね……。
春日未来
(……このあと、家でみんなとがっつり勉強しました。みんなの視線が怖かった……)
春日未来
(でも、宿題も終わったし、学校で分かんないところも分かるようになったから良かったかも!)
春日未来
(ちなみに、帰り道で遭遇した茜ちゃんが道連れにされたのは、また別の話だよ)
(台詞数: 50)