如月千早
とりあえず、ルールを説明するわね。
天海春香
え、何いきなり……
水瀬伊織
千早、わざわざスタジオまで借りて何企んでるの?
如月千早
二人とも察しが悪いわね。さながら秀忠の如く。
水瀬伊織
いや、察しが悪いことを歴史上の人物で例えるんじゃないわよ!インテリ文系か!
如月千早
これよ……これが、今の春香に足りないのよ……
如月千早
そう、ツッコミ!
如月千早
………………
如月千早
そう、ツッコミ!
天海春香
あ、一回目で聞こえてたよ。
如月千早
…………
水瀬伊織
ちょっと春香!今の低難易度のボケを流すのは流石にひどいわよ!
天海春香
え?……え?
如月千早
もう埒が開かないわ……ルール説明するわね。
如月千早
まあ、説明するほどでもないのだけどね。
天海春香
じゃあ何で説明するって言ったの!
如月千早
……
水瀬伊織
春香、ここはツッコミポイントじゃないわ。緩急の緩の部分よ。話が進まないじゃない。
天海春香
……ごめんなさい。
如月千早
このドラマが再生された数だけ次回のドラマで春香がツッコミをいれるの。
如月千早
単純ね。まず例を見せるわ。三回再生されたとしましょう。
如月千早
ショートコント、団結の私のパート
如月千早
名前は如月千早です。
如月千早
それ以外は……何もかも覚えてなくて……クチバス着けて頑張ります。
水瀬伊織
じゃあ何故名乗るとこまでノリノリだったのよ!(1)
水瀬伊織
てかクチバスって何妙な噛み方してるのよ口走っちゃったの嘴だけにって煩いわ!(2)
水瀬伊織
そもそも普段「作曲者への尊敬」とか言ってる千早が越えちゃダメなラインでしょ!(3)
如月千早
水瀬さん、お疲れ様。こんな感じでお願いね、春香。
水瀬伊織
今のセッションでわかったけど、千早のボケって難易度高いわよ?春香大丈夫?
如月千早
これは、一種のショック療法よ……それにビギナーズラックが効果をあげるジャンルでもある。
如月千早
それに、春香の笑いのセンスは決して私に引けをとらないと思っているわ。
水瀬伊織
春香も見込まれたもんね。好きにしなさい。早く私と肩を並べるツッコミを身に付けなさいよ。
如月千早
あら、春香の才能なら……水瀬さんを超えることも出来ると思っているわ。
水瀬伊織
……へえ、言うじゃない。
天海春香
…………(ツッコミって怖い世界)
天海春香
あ、でも千早ちゃん。いくら私達のプロデューサーさんのドラマでも……
天海春香
流石に30回くらいは再生されるんじゃないの?私そんなにつっこめないよ?
如月千早
その点は心配しないで。てきとうなところで切り上げるから。
如月千早
最初はコメント数にしようと思ったけどいつも二、三個しかつかないから絶対寂しくなるわ。
如月千早
それに私達のプロデューサーは視聴者参加型のドラマで絶対にすべるジンクスがあるわ。無問題
天海春香
うう……私に出来るかな?
如月千早
春香、大丈夫。私には見えるの……春香と私の間のセンターマイクが……。
水瀬伊織
いやそれ私だから!
天海春香
ああ立ち位置的な問題か。
水瀬伊織
春香……ツッコミに説明しないで。
天海春香
……ごめんなさい。
如月千早
まあまあ、ゆっくり頑張りましょう。ツッコミを。
如月千早
………………
如月千早
そう、ツッコミを!
天海春香
あ、大丈夫一回目で聞こえてたよ。
(台詞数: 50)