北沢志保
ーーー旅館
春日未来
ねーねー静香ちゃん!そっちの布団、入ってもいい?
最上静香
嫌よ。絶対変なことするから。
春日未来
そ、そんなことしないよ〜。私はただ静香ちゃんと同じ布団で寝たいだけで………
最上静香
………ダメったらダメ!
春日未来
しゅん………。
北沢志保
翼:それにしても、今日は疲れたね〜。移動ばっかりでさ。
最上静香
今日は移動日で明日からが本格的な観光ね。
春日未来
杏奈:杏奈………疲れた。寝る……。
北沢志保
確かに修学旅行なのにただ移動してるだけだと疲れる上にガッカリもするわね。
最上静香
ふふっ、志保も修学旅行ではしゃいでるのね。
北沢志保
……可奈、あまり引っ付かないで。布団に入るのまではいいから。
最上静香
え?今私無視された!?
春日未来
翼:なんかみんなで同じ部屋で寝るとさ、おしゃべりしたくなるよね♪恋バナとか♪
北沢志保
それ、さっきしたでしょ?あなたしか喋ってなかったけど。
北沢志保
ーーー延々と自分の好きな人の魅力を語っていた。自分の持ち歌のように
北沢志保
というわけで静香。何か喋りなさい。
最上静香
えっ!?私!?
北沢志保
何でもいいから。ほら、トークの練習になるわよ?それとも未だに全くできないのかしら?
最上静香
なっ………私だってトークの1つや2つ、できるわよ!みんな聞きなさい!
北沢志保
(………よし。寝よう。)
最上静香
これは私が昨夜見た夢の話なんだけど………あ、あれ?みんな?
北沢志保
ーーー静香が話し出した途端、物音1つしなくなった。全員分かってる
最上静香
え、えっと、私、修学旅行に行く夢を見たのよ。どう?すごいことよね?………未来!
北沢志保
ーーー返事をしてくれそうな未来に振ったが、残念ながら未来は先のやり取りでふて寝している
最上静香
1日目が移動日でね、バスや列車乗り継ぐんだけど、その中でトランプとかしてね。
最上静香
………なぜか私だけ負け続けたわ。本当、悲しくなるくらいに。
最上静香
そ、それと、昼ご飯は弁当だったわね。冷めてたからみんなおいしくないって言って。ね、志保?
北沢志保
ーーー何か聞こえた気がしたが、私は可奈を寝かしつけるのに忙しいので、スルーする
最上静香
うっ……そ、それで、旅館に着いて。寝る前にみんなでおしゃべりして。なぜか私が無視され。
最上静香
さて、ここまで話して気付いた人もいるかもしれないけど。
最上静香
昨夜見た夢は、全部正夢だったのよ!すごいでしょ!?
最上静香
……ふふっ、誰も反応してくれないわね。ええ。これも夢で経験したわ。
最上静香
もういいわ。私も寝よう………。
最上静香
そういえば、夢だとこの後旅館が崩壊して私以外全滅したような………まあいいか。どうせ夢だし。
最上静香
zzz………
北沢志保
………!?
春日未来
!?
北沢志保
翼:ちょっと待って!?どういうこと!?
最上静香
杏奈:杏奈……死ぬの………?
春日未来
やだやだ!私死にたくない!
北沢志保
みんな落ち着きなさい!どういうことか静香に直接……
春日未来
可奈:志保ちゃん!静香ちゃん熟睡してる!
北沢志保
なんでよ!?
最上静香
うう……みんな……どうして私を置いて………
春日未来
静香ちゃん夢の続き見てるよ!?とにかくここから逃げないと!
北沢志保
待って!もしかしたらこの騒ぎが原因で崩壊ぎ起きるかも………
最上静香
杏奈:さよなら……百合子さん……。杏奈…さきに……いくね?
北沢志保
ーーー結局、この後崩壊は起こらず、朝を迎えました
北沢志保
ーーー翌朝、寝不足の私達に、静香がどういう仕打ちを受けたか、ここで語るまでもないだろう
(台詞数: 50)