永吉昴
……。
永吉昴
えーっと……。
永吉昴
『くらえ、帝国兵め』
永吉昴
『おらおらおら〜』
エミリー
『私、西側の自由が良かった』
エミリー
『わかる〜』
エミリー
『ギャハハハハハ』
永吉昴
ここ…
永吉昴
オレたちが歌うステージ……だよな?
永吉昴
お客って子供ばっかじゃん!
永吉昴
美也「そんなことありませんよ〜」
永吉昴
美也「後ろのほうにおじいちゃんやおばあちゃん方もいらっしゃいますし〜」
永吉昴
『あいつ』
永吉昴
(ビクッ)
永吉昴
『ひとりだけおとこまじってる〜』
永吉昴
オレは女だ!
エミリー
昴さんここは私に、お任せください
永吉昴
エミリー!?
エミリー
国家、土地、年齢に差はあれど真剣に向き合えばきっと心は通じ合えます。
エミリー
『ねーちゃん、英国人!?』
エミリー
『英語しゃべって、英語』
エミリー
英語ですか?
エミリー
しかし私は大和撫子として、舞台の上では礼儀正しい日本語を
エミリー
『オレできるぜ!ユダヤ人とは違うんだよ』
エミリー
『アンクルファッカー!』
エミリー
『んだと!このマザーファッカー!』
エミリー
ぐっ
永吉昴
おまえらエミリーをいじめんな!
永吉昴
老人「おまえさんたち…共和国の回し者じゃろ、帰ったら伝えてくれ」
永吉昴
老人「わしらは今のままでいいんじゃ…ここでなら、戦禍には巻き込まれんし食うには困らん」
エミリー
老婆「アイドルだか解放軍だがなんだか知らないが、トップが変わるだけじゃないか」
エミリー
老婆「あたしたちには関わりのないことじゃ、それに息子と同じ歳の娘をみると辛くなるんだよ」
エミリー
老婆「用が済んだらとっとと帰ってくれ」
春日未来
美也「これは手強いですね〜。どうしましょうか〜?未来ちゃん」
春日未来
……うん!私、とりあえず歌ってみます。
永吉昴
歌うって、この雰囲気で!?
春日未来
大丈夫だよ。昴!
春日未来
きっと今ごろ…二人だって頑張ってるから
春日未来
……♪
春日未来
…………♪♪
春日未来
《続きはヤングゲッサン5月号をお買い求めください》
(台詞数: 41)