最上静香
…うん。つゆが強過ぎず麺のコシもまずまず。この金額なら充分及第点ね。
最上静香
…
最上静香
(何だろ、さっきから視線を感じるわね。あそこのテーブル席あたり?)
最上静香
(知らない人をじろじろ見るだなんて、感じ悪い…ん?)
最上静香
『なあ、あれひょっとしてさ』『いや別人だろ、いくらなんでも…』
最上静香
…
最上静香
(この変装は失敗だったみたいね。やっぱり眼鏡もしておくべきだったかしら。)
最上静香
『いや間違いないって。オレ握手会で本物見てるし』『いやでもさあ…』
最上静香
(あーあ、せっかくのオフなのに。バレたらめんどくさい事になりそう。)
最上静香
『だってほら、すっげぇ可愛いだろ?あんな可愛い子そういないって』
最上静香
…
最上静香
(弱ったわね。プライベートなんだから勘弁してよ。)
最上静香
『けどなんか違わないか? 』『765全員のサイン持ってる俺の目を信じろって』
最上静香
(そういう人いるんだ、やっぱり。そのくらいのファンなら見抜けるものなのね)
最上静香
(困ったなあ。声掛けられたらどうしよう。サインとか写真は断るべきよね?)
最上静香
『なあ、声掛けてみない?』『やめとけって』『こんなチャンスもう無いぞ?』
最上静香
『違ってたらどうすんだよ』『大丈夫だよ、あの可愛さを間違えるはずがない!』
最上静香
(…でもファンは大切にしなきゃね?サインは無理でも話くらいならいいのかな)
最上静香
『なあ、行こうぜ』『…いや、やっぱりあれは違うよ。本物はもっと可愛いだろ』
最上静香
(え?)
最上静香
『そうか?』『静香推しの俺が間違えるはずがない。本物はもっと可愛いよ』
最上静香
『うーん、言われてみればそうかな』『だろ?あのレベルならいくらでもいるって』
最上静香
(ちょっと!?)
最上静香
『俺は本物だと思うけどな、うーん…』『おい、あんまじろじろ見るなよ』
最上静香
(…さあ、あなたなら分かるでしょ?765の熱心なファンの方。)
最上静香
『やっぱ違うか。本物にくらべたらオーラが無いもんな』『だろ?』
最上静香
オーラが無くて悪かったわね!私は本物の最上静香よ!
最上静香
…という事があってね。もし今度あの二人がライブ来たら出禁にしてほしいわよ、全く。
春日未来
あはは。でもまあファンの人には良かったんじゃない?そんな経験が出来てさ。
最上静香
こっちからしたらいい迷惑よ、勝手にじろじろ見た上に好き勝手に評価して。
春日未来
まあまあ。でもさ、多少は仕方が無いんじゃないかな?
最上静香
あら、どうしてよ?
春日未来
だって、場所がねえ。まさかそんなとこで静香ちゃんに会うなんて思わないよ、普通。
最上静香
うどん屋がそんなとこ?私のファンならむしろ知ってて当然でしょ。
春日未来
いや、あんまりアイドルっぽくないっていうか。
最上静香
私のうどん好きは知ってるでしょ。未来は今後うどん屋さんには入らないとでも言うの?
春日未来
少なくともパチンコ屋さんの隣にあるようなとこには入らないと思うよ…
(台詞数: 37)