春日未来
(未来?)『……ええと、静香さんと星梨花さん、ですね。はじめまして。』
最上静香
(……この場に居合わせないプロデューサー、大変です!)
箱崎星梨花
(わたし達、未来さんじゃない未来さんと、いまお喋りしてるんです。)
最上静香
(……未来の誕生日プレゼントで、沖縄の人気占い師に守護霊を観てもらったんですが……)
箱崎星梨花
(なんだか『はちょう』?が合っちゃったそうで……守護霊さんが出てきたそうです。)
春日未来
(未来?)『なんだか呼ばれた気がしたんですけど、肝心の未来ちゃんは寝ちゃったみたいね。』
箱崎星梨花
はじめまして、未来さんの守護霊さん。いつも未来さんにはお世話になってます。
最上静香
……星梨花は素直というか、疑う心を持ってないのね。それも例の守護霊の影響なのかしら。
箱崎星梨花
そうでした。わたしには天使さんが付いてくれてるそうなんです。えへへ。
箱崎星梨花
未来さんの守護霊さんは、どんな方なんですか?わたし、お話を聞きたいです。
最上静香
その前に……毎回『未来の守護霊さん』ってお呼びするのも。お名前を教えてくれませんか?
春日未来
(未来?)『そう言われましても……名前、覚えてないんですよね。』
春日未来
(未来?)『なにしろ、死んじゃってから100年以上経ってるから。我ながら情けないですね。』
最上静香
未来と同じく、どこか抜けてるような。……いや、未来の方が守護霊さんの影響を受けてるのかも。
箱崎星梨花
ええと。未来さんの守護霊さんは、普通の人間さんだったんですか?
春日未来
(未来?)『そうですよ。結婚して子供を育てて、孫達に見送られて……って人生でした。』
箱崎星梨花
それじゃあ、未来さんの守護霊さんは、なにか特別な力を未来さんにあげてる、とか無いんですか?
最上静香
ちょっと星梨花、その言い方は酷いわよ。星梨花やこのみさんの霊の方が、特別なんだから……
春日未来
(未来?)『それは心苦しくて……他の子に憑く守護霊仲間には、凄い人も居るんですけど、』
春日未来
(未来?)『私は特に取り柄も無くて。事故とかに遭わないように守ってあげるのが精一杯。』
最上静香
そんな、気にしないでください。たぶんそれが、守護霊にしか出来ない大事なお役目ですから。
春日未来
(未来?)『そう言ってもらえますと報われます。誰かに褒めてもらえること、無いですから。』
春日未来
(未来?)『……むしろ私の方が、未来ちゃんにお世話になってるんですよ。』
春日未来
(未来?)『私の時代には、女の人は結婚して子供を作って、他のことはしないのが普通でした。』
春日未来
(未来?)『スポーツとか、歌や踊りとか。私が知らなかったことを体験できてる気持ちです。』
箱崎星梨花
それは良かったですね、未来さんの守護霊さん!
春日未来
(未来?)『……だからこそ、居候みたいな現状はもどかしいんですけどね。』
春日未来
(未来?)『未来ちゃんへの感謝の思いを、なんとかお返ししたいけれど……難しいかな。』
最上静香
……きっと未来は、そんな見返りなんて求めてないですよ。居てくれればいいとか、そんな感じで。
春日未来
(未来?)『それだと、いいですね。それじゃあそろそろ、体を未来ちゃんに返しますね。』
箱崎星梨花
ありがとうございました、未来さんの守護霊さん。またいつか、お話しましょうね。
春日未来
……んんーっ。よく寝た〜。
春日未来
……あれ?もう占いの時間、終わっちゃった?ごめんね二人とも、せっかく予約して貰ったのに。
最上静香
もう、未来ったら。……ちゃんと『戻って』きてくれたみたいね。良かった……
春日未来
何の話?……私だってちゃんと起きられるよ?静香ちゃん、心配しすぎだよ。
箱崎星梨花
そうでした。未来さんの守護霊さんは、凄くいい人だって分かりましたよ。
春日未来
もしかして、昔の芸能人さんとか、お姫様が憑いててくれるとか……
最上静香
守護霊に多くを求めすぎ!そんな特殊な霊、星梨花やこのみさん位しかないんだから。
春日未来
それもそうだね……
春日未来
……でも、ときどき思うんだよ静香ちゃん。ステージの上でひとりきりになること、有るよね?
春日未来
ソロパートでは静香ちゃん達もいなくて。プロデューサーさんも側に居ないけど……
春日未来
そんなときでも、私は絶対『ひとりきり』じゃないって感じてるから。
春日未来
それってもしかしたら、例えば私の守護霊さんが、ファンのひとりとして付いてくれてるのかも。
最上静香
……ふふっ、確かにそうかもね。
春日未来
じゃあ次は、静香ちゃんが守護霊を観てもらう番だね!きっと、うどんの国のお姫様とかだよ!
最上静香
何よそれ!そんなわけないじゃない!……もう、未来ったら。
最上静香
(未来の守護霊さん……これからも未来を、よろしくお願いしますね。)
(台詞数: 47)