春日未来
…………。
春日未来
あれっ!?画面を見ているあなた、ひょっとして私の姿が見えてます?
春日未来
こ、こんにちは～。以前、お会いしましたでしょうか?
春日未来
それでしたらお久しぶりです。そうでなければ、はじめまして。
春日未来
私は未来と言います。見習いですが、死神をやっています。
春日未来
実はこの度、一人前死神の仮免許を取得し、ようやく人間の担当を受け持つことができました!
春日未来
私が今いるところはですね。皆さんがいる今から300年前のイタリアです。
春日未来
そして、私が今回担当になっている方なのですけど、
永吉昴
(うぅ～、寒い。もう春だというのに、夜はまだ冷えるな～。)
永吉昴
おっ、ここなら雨風が入ってこなさそう。今日はここを寝床にしよう。
春日未来
あのご老人です。予定では、明日になっています。
永吉昴
んっ、そこに誰かいるのか?
春日未来
……あっ。
春日未来
……あっ。ど、どうも～。
永吉昴
ここの家の者かい?寝床がなくて困ってるんだ。
永吉昴
悪いけど、今晩だけここで休ませてくれないかい?
春日未来
いえ、私はここの管理人ではありません。
春日未来
…………私は死神です。あなたをお迎えに参りました。
永吉昴
死神!?オレを迎えに来たってことは………。
春日未来
はい………。
春日未来
あっ、一応確認しますが、お名前はスバルさんで、ご職業は……道化師さんですね。
永吉昴
名前はあってるけど、職業は随分前のことだよ。
永吉昴
今はボロ姿で民家を訪ねては食べ物を恵んでもらう、何の取り得の無い男さ。
春日未来
でも、経歴表を見るに、1人で周辺諸国を回った凄い道化師さんだったとか?
永吉昴
…………
永吉昴
…………死神さん、
永吉昴
暇だったらでいいんだけど、オレの昔話でも聞いてみる?
春日未来
えぇ、是非!
春日未来
『シーン2に続く』
(台詞数: 29)