
春日未来
~可奈が死んだ…そう聞かされたときは信じられなかった

春日未来
雨の日の朝、いつものように事務所に向かってる途中滑ったトラックに潰された

春日未来
即死だった、原型が残らないほどの衝撃、運転手も原型が残っておらず原因は雨だと断定された

春日未来
一番ショックを受けたのは…志保だった~

北沢志保
嘘…でしょ?可奈が、あの可奈が死ぬ筈ない!

春日未来
~死を受け入れられず志保は狂ったように言い続けた~

北沢志保
可奈は死なない!可奈が死ぬ筈なんかない!そんなの嘘よ!

春日未来
~そこでプロデューサーが可奈にそっくりなぬいぐるみを買ってきた

春日未来
志保は片時も離さずに持ち歩いた、正確には結構な大きさのため半分引き擦りながら

春日未来
ライブの時も持っていた~

北沢志保
皆今日はありがとう!ほら!可奈からも何か言ってあげて!

矢吹可奈
…

北沢志保
もう、いつものように元気に挨拶しなさいよ!(バシッ)

矢吹可奈
…

北沢志保
ごめんね!この子緊張しちゃって!

春日未来
~お客さんもその事を知っているため優しく笑って上げた

春日未来
いつも引き擦っているため直ぐにぬいぐるみがぼろぼろになってしまう

春日未来
そのたびに志保が寝るのを待ってからぬいぐるみをそっと回収しては直していた

春日未来
しかしある日、中の綿が出てしまいぬいぐるみをがぺしゃんこになってしまった~

北沢志保
ごめんね可奈、ごめんね

春日未来
~泣きながらしきりに謝る志保、次第に疲れたのか眠ってしまった

春日未来
そこで私とロコでぬいぐるみをそっと回収して直していたのだが、

春日未来
もっと回りに気を付けるべきだった、志保が裁縫の様子を扉の隙間から覗いていた

春日未来
私はゾッとした、人間があんな目を出来るのかと。しかし特に何もせずに去っていった

春日未来
次の日、私はロコと打ち合わせがあったが朝寝坊してしまったので急いで事務所へ走った

春日未来
昨日の目が頭から離れなかったが事務所ではロコが待っているので急いだ~

春日未来
おはよう!遅れちゃってゴメン!

春日未来
~中からの返事はない、それにすこし生臭い今日は美奈子の手料理だろうか?

春日未来
次の瞬間私は危険を感じてロッカーに身を隠した~

北沢志保
あら?おかしいわね、ミライのコエガ聞こえたきがしたんダケド

春日未来
~口調がおかしい、引き擦るぬいぐるみもいつもより重そうだ

春日未来
よく見てみるとぬいぐるみ濡れており、少し赤黒かった~

北沢志保
昨日はごめんね、でもアノコタチのほうがヒドイワヨネ?

北沢志保
あなたの体に綿なんか詰めて、そんなんじゃアナタノ体はナオラナイ…

北沢志保
ロコからはもう貰ったからアトはミライから貰わなくちゃね?

春日未来
~その時私は理解してしまった、ロコはもう…しかし悲しんでばかりもいられない

春日未来
早く個々から逃げなければ、私も殺されてしまう。しかし体が動かない

北沢志保
あら?クツハあるじゃない何処にイるのかしら?

春日未来
~志保が奥の方へ行った、逃げるなら今しかない、しかしその時~

春日未来
ガタン

春日未来
~ロッカーのなかのものを蹴ってしまい音が出てしまった~

北沢志保
あら、ソンナ所に居たのね?

春日未来
~私の目の前が真っ暗になる…~
(台詞数: 43)