
春日未来
…………。

春日未来
あれっ!?画面を見ている貴方、ひょっとして私の姿が見えてます?

春日未来
ちゃんと身を隠していると思ってたのに……。ダメダメだなぁ……。

春日未来
見られちゃったなら、仕方ありませんね。あ、申し遅れました。私、未来と言います!

春日未来
こう見えて私、死神なんですよ~。

春日未来
こう見えて私、死神なんですよ~。見習いですけどっ!

春日未来
あ、死神と言うのはですね。魂の管理をしていまして、

春日未来
この世界で生を全うした人の魂が迷わないように、あの世へ導くのがお仕事なんです!

春日未来
まぁ、私は見習いなので、まだ人間じゃなくて動物が主な担当になんですが…。

春日未来
それで、私が今回の担当になっている方なのですけど、

エミリー
はぁ………、はぁ………。

エミリー
(頭が痛い…。胸も苦しい……。私の身体、どうしちゃったのかしら?)

春日未来
あのニワトリさんは、近いうちにお亡くなりになります。確か予定では……。

島原エレナ
はぁ………、はぁ………。

島原エレナ
最近、いい獲物に出会わなくて木の実や果物で飢えを凌いできたけど、そろそろ飽きたヨ……。

島原エレナ
ここでいっそ、新鮮な肉に出会わないかナ……?

エミリー
(はぁ……はぁ……、もう立っているのも辛いです……。)

島原エレナ
い…、い……、

島原エレナ
いた―――ッ!神様は、ワタシを見放してなかったヨー♪

島原エレナ
(動いてないし、こちらに気が付いてないヨ~。そ~っと近づいて……、)

島原エレナ
ガオー!お前を食べてしまうゾ!

エミリー
(あ、チーターさんが……、逃げないと…。)

エミリー
(でも、身体が動きません……。)

島原エレナ
……お前、どっか具合が悪いの?とても苦しそうだヨ。

エミリー
はい。走って逃げる以前に、立ち上がることもできません。

エミリー
観念しました。どうぞ私を食べてください……。

島原エレナ
…………。

島原エレナ
…………。やめたネ。

エミリー
えっ?

島原エレナ
逃げ回らない獲物を食べても、達成感がないネ。

島原エレナ
だから、お前を看病するネ!良くなったら、改めてお前を追いかけて食べてやるヨ♪

エミリー
そんなことをして、もし私が黙って逃げたらどうするのですか?

島原エレナ
その時は、諦めるヨ~。あ、名前言うの忘れてた。ワタシはエレナ!キミは?

エミリー
エミリーです。

島原エレナ
エミリー、ワタシの家はすぐ近くだから、おぶっていくヨ!

エミリー
あ、……ありがとうございます。

春日未来
………。

春日未来
エレナさんが、食べるつもりだったエミリーさんをおぶって行っちゃいました。

春日未来
そんな事してていいのかなぁ?だってエレナさん、

春日未来
私の担当の1人に入っているのに……。

春日未来
『シーン2に続く』
(台詞数: 41)