
春日未来
━━某所、映画館

春日未来
僕の友人が、映画の前売り券の余りがあると言うので、

春日未来
劇場版のアイドルマスターのチケットを譲ってくれた。

春日未来
タダなんだし…まあ、いいかな

春日未来
━━友人は、変わったと思う

春日未来
よく、アイマスの話やライブの感想を語るようになったからだ……

春日未来
「えっと、M席の39番…ここかな…?ごめんなさい、通ります」

春日未来
「えへへ…隣、失礼しますね。」

春日未来
━━それと、オタクの在り方も変わった……。

春日未来
その手の娯楽は、基本自己完結で終わるものの筈だが、

春日未来
いつからだろうな…こうして騒がしくなったのは?

春日未来
「この映画に出てくるダンサーは、私の友達なんですよ」

春日未来
「応援よろしくお願いしますね。」

春日未来
この娘みたいに気楽に話が出来る場所があるのは悪くはないか…

春日未来
……っと、そろそろ開演するみたいだ

春日未来
【映画終了後】

春日未来
━━丁寧に作られていたな

春日未来
しかし、周りの人もアリーナでの春香の語りで、泣くのは

春日未来
大袈裟な感じがするんだが……。

春日未来
……。

春日未来
「スゴかったですねぇ!ラストのアリーナライブが格好よくて」

春日未来
━━凄かった・・・格好良かったか・・・

春日未来
エヴァやまどかマギカみたいに、解らない事を考察し合うのもいいが、

春日未来
こうして、何が良かったかを語り合う空間も悪くはないかもな……。

春日未来
『確かにね…でも、1曲だけだと何か物足りない感じかな』

春日未来
「そうですか?」

春日未来
━━意地悪な返しだな

春日未来
自分が置き去りにされている感じがあったからか…子供じゃあるまいし…

春日未来
「あの、物足りなければ、ミリオンライブ!始めませんか?」

春日未来
『ミリオンライブ…?』

春日未来
「はい!765プロの人はもちろん、バックダンサーのみんなも居ますよ。」

春日未来
「それと私は、春日未来って言います。」

春日未来
「縁があったら声を掛けてくださいね。」

春日未来
『うん、前向きに検討してみるよ、春日さん』

春日未来
━━友人が、熱く語る理由……その正体を知りたくなった

春日未来
『……始めてみるか』

春日未来
【そして、現在…劇場の舞台袖】

春日未来
『……それで、君もここのアイドルだった訳か』

春日未来
「あれ、言ってませんでしたか?」

春日未来
『言ってないな…ダンサーの友達と言ったから、ただのファンと思ってた』

春日未来
━━まあ、こちらもそう勘ぐっていた訳だが……

春日未来
『アンコール……続けていけそうか?』

春日未来
「任せてください」

春日未来
━━あの時の【輝き】の正体は、まだわかりそうにないけど、

春日未来
『それじゃあ、春……、』

春日未来
━━今、一緒にいるこの娘となら、見付けられそうな気がする

春日未来
『……未来、楽しんでこい!』

春日未来
「はい!行ってきまーす!」

春日未来
━━あの日、見れなかった

春日未来
━━ 向こう側の世界を
(台詞数: 50)