春日未来
今日はお仕事の予定がないから、みんなとお花見のために場所とりをしてるのだけど…、
エミリー
~♪
春日未来
長時間待つから暇かな、って思ったけど、エミリーは楽しそうだねー。
エミリー
だって、こんな素敵な桜並木なんですよ!So beautifulです♪
春日未来
はしゃいでるエミリーを見てると、こっちも楽しくなってくるよ~。
春日未来
そう言えば、エミリーの国にも桜ってあるの?
エミリー
はい。英国の桜は日本と違って、いっせいには咲かず色もまちまちなんですよ。
エミリー
ひとつの桜の花が終ると、違う花が咲き始めたり、気候の寒さもあって、
エミリー
5月の始めまで続きますよ。
春日未来
そんなに長く!?いいなー、ずっとお花見できるじゃん!
エミリー
でも英国の桜は、果実飲料に入れて一緒に飲むのが主でして、
エミリー
観賞用の桜がやってきたのは19世紀後半で、なんと日本から輸入されたのですよ。
春日未来
そうなんだ!日本とイギリスって、昔からそんな縁があったんだ。
エミリー
やってきた桜は、「アサノ」と「ヒサクラ」と日本名が付けられ愛されたようです。
エミリー
当時のとある詩人さんが、こんな詩を詠んでいるんですよ。
エミリー
【数ある木々の中でも桜は一番美しい】
エミリー
【いま、桜は森の小道に満開の花をつけて枝を広げる】
エミリー
【復活祭にふさわしく、白い花の衣装をまとって佇んでいる】
エミリー
【70年生きるであろう私の人生は、すでに20年が過ぎ去った】
エミリー
【70回めぐる春のうち、20回は終わったわけだ。あと50回しか春は来ない】
エミリー
【この美しい桜の花を、50回くる春に愛でるだけでは、少なすぎる】
エミリー
【わたしは森に桜を見に行こう。たとえそれが、雪に覆われた桜であっても】
春日未来
なんか難しい言葉だなぁ…
春日未来
でも、その人はすごく桜が好きなんだね。その気持ちはわかるな~。
エミリー
英国人は日本のように桜を並木にするのではなく、単独の木として楽しんでたようですよ。
エミリー
……私も、この美しい桜並木を、あと何回見られますでしょうか?
春日未来
う~ん、気のきいた答えは出せないけど、
春日未来
その詩人さんよりは多く見られると思うよ。
春日未来
でもさ、劇場とみんなで花見をする回数は、それより少ないだろうね。
春日未来
だからさ、今日のお花見を思いっきり楽しもうよ!
エミリー
未来さん。……そうですね。今日と同じ日は来ないでしょうから、
エミリー
今日と言う日を思い切り楽しみましょう!
春日未来
じゃあまずは、大人組に対するお酌の予行練習をしよ~。丁度プロデューサーさんもいるし。
エミリー
はい、仕掛人さま。
春日未来
プロデューサーさん。
エミリー
一献、
春日未来
一献、いかがですか?
(台詞数: 37)