エミリー
肌着狩り準決勝...後半戦がまもなく開始されます...
エミリー
実況は私、エミリー・スチュアート...解説は玲音さんでお送りいたします...
エミリー
玲音(...競技会サイドはこんな純粋な子に何やらせてるんだよ...)
エミリー
真の大和撫子を決めるまさに前哨戦...会場は異様な静寂に包まれています...
エミリー
あっ!!...たった今、二人の大和撫子がここ『蒼月の舞台』に足を踏み入れました!!
北上麗花
しーずかちゃん、まさかもう一度、このステージに一緒に立てるなんてうれしいな~♪
最上静香
麗花さん...今日の私はあの時とは違います...勝たせてもらいますよ。
エミリー
これは...もう準備は万端、と受け取ってもいい台詞です...では僭越ながら...
エミリー
肌着狩り26試合、私の手で始めさせていただきます...
エミリー
それでは両者とも構えて...
エミリー
それでは両者とも構えて...始めっ!!
最上静香
...\スゥッ…/
北上麗花
...\スッ…/
エミリー
静香さんは空手の前羽の構え似た構え、対する麗花さんは左足を一歩、前に出しただけです!!
最上静香
(...攻めて来ないわね...とにかく、それなら一安心だわ。)\ザッ…/
エミリー
静香さんがゆっくりと前進していき...すり足の音だけが舞台に響いています...
最上静香
(麗花さんの間合いさえ潰せば勝てる...ここは攻撃の届く距離まで...)
最上静香
(麗花さんの間合いさえ潰せば勝てる...ここは攻撃の届く距離まで...!!)\シュゥッ…/
最上静香
...近寄らせてはくれないわよね... \ザリッ…/
エミリー
Oh...まるで薙刀のような左下段蹴りが静香さんを牽制しました!
最上静香
...仕方ないわね...ここで出方を見るしかないわね。\ザッ…/
エミリー
静香さんが麗花さんの間合いに入りましたが...これは悪手です!!
北上麗花
静香ちゃん...もっとこっちにおいで? 近くに来ても大丈夫だから♪
最上静香
...ありがたいお誘いですが...その手には乗りませんよ?
北上麗花
そっかぁ...残念...\スゥッ…トッ…トッ…/
最上静香
...\ザリッ…トッ…トッ…/
エミリー
距離をお互いに保ちつつ、様子をうかがっています...
エミリー
(ですが...今の間合いは静香さんの方が不利なのに...麗花さんは攻めてきませんね。)
エミリー
玲音(多分、お互いに攻撃を警戒してるんだろう...ほら、二人を見てみてくれ。)
最上静香
\スゥッ…ザリッ…グッ…/
北上麗花
\ユラァッ…グッ…スゥッ…/
エミリー
玲音(お互いにアクションに反応して動きを少しずつ変えている...いわゆる均衡状態なんだ。)
エミリー
(What!? ...なぜ玲音さんは私の考えていることに会話できるんですか!?)
エミリー
玲音(それはアタシがオーバーランクだからさ。 テレパシーくらいなら余裕さ♪)
エミリー
(Oh...頂点に立つ大和撫子にはそのような力が...私も精進しなければ...)
エミリー
─二人がテレパシーで会話をしているとき、静香と麗花のやり取りはピークに達していた─
最上静香
─一撃が命取りになる戦い...両者は何手先をも読む熾烈な命のやり取りをしていた─
北上麗花
─そして緊張がピークに達した時...─
北上麗花
─そして緊張がピークに達した時...そのやり取りは爆発するように加速する!!─
北上麗花
\フッ…/
最上静香
消えた...!!
最上静香
消えた...!!? \ゾクッ…/
北上麗花
静香ちゃんの肩に...えーいっ♪\ヒュッ…ブゥン!!!/
エミリー
あれは...劈掛掌(ひかしょう)...!! 麗花さんの長い腕と相性は抜群です!!
北上麗花
(静香ちゃんは避けるのかな? それとも受け流すのかな...)
北上麗花
(静香ちゃんは避けるのかな? それとも受け流すのかな...!?)\ブワッ…/
最上静香
...と思ってたんでしょうけど...私はそんなに単純ではありませんよ?
最上静香
最上流うどん術、『流水車』!!
エミリー
【to be continued…】
(台詞数: 49)