高木社長
ん~、実に清々しい空気だねぇ。こんな日は、ゆっくりと時が過ぎるのを楽しみたいものだ
高木社長
………………
高木社長
………………ん?
北沢志保
だから!何度も言ってるでしょ!?あなたには無理よ!
最上静香
私は大丈夫だって言ってるでしょ!?何で分かってくれないのよ!?
北沢志保
身の程を弁えなさいと何度言えば分かるのよ!本当に分からず屋ね、あなたは!
最上静香
その言葉、そっくりそのまま返してあげるわ!
北沢志保
何ですってぇ!?
最上静香
何よ!?
高木社長
ウォッホン!
北沢志保
!
最上静香
!
高木社長
キミ達ぃ……うら若き乙女達が、こんな所で大声で怒鳴り合うとは、感心しないねぇ……
最上静香
……どこの誰だか知りませんが、関係無い人は黙っててください
北沢志保
ちょ、静香!あなた誰に向かってそんな口の利き方を!
高木社長
ハッハッハ!なに、構わんよ。時にキミ、1つ聞きたい事があるのだが、いいかな?
最上静香
私ですか?
高木社長
ウム。キミの名前を教えてくれるかな?どこかで会ったような気がするのだが……
最上静香
私は最上静香です。あなたとお会いした事は無い筈ですが?
高木社長
最上……最上と言ったか!?
最上静香
え、えぇ……それが何か?
高木社長
ハッハッハ!そうか、キミ……最上君の娘さんだったのか!いやはや、これは偶然だねぇ!
最上静香
父を知ってるんですか?
高木社長
ウム。彼とは長い付き合いでねぇ。事務所設立にも手を貸したのだよ。ホラ、これが名刺だ(スッ)
最上静香
どうも……ん?765プロダクション、代表取締役。高木順二朗……
最上静香
なっ……765プロの社長!?
高木社長
いかにも!私が765プロの社長、高木だ
最上静香
す、すみません!そうとは知らずに失礼な事を!
高木社長
ハッハッハ!いやいや、構わんよ。ところでキミ達、一体何を言い合っていたのかね?
北沢志保
高木社長もご存じでしょう?今度、律子さんとウチの静香で行われるエキジビションマッチを
高木社長
あぁ、話は聞いているよ……む、そうか!キミが律子君とバトルするアイドルトレーナーなのか!
最上静香
はい!あの……当日はよろしくお願いします!
北沢志保
私は許可していないわよ?勝手に話を進めないでもらえるかしら?
最上静香
何で志保に許可をもらわないといけないのよ!?私がやるって言ってるんだからいいでしょ!?
北沢志保
「社長」と呼びなさいって言ってるでしょ!?社長の私から許可を取るのは当然の事よ!
高木社長
おや、北沢君は最上君がエキジビションマッチに出るのは反対なのかね?
北沢志保
当たり前です!静香はまだ経験が浅いんです!そんな静香が律子さんとバトルしたってーーー
高木社長
「完敗するのは目に見えている」と言いたいのかね?
北沢志保
事実でしょう?それとも、まさか高木社長ともあろう方が、静香が勝つ可能性が万一にでもあると?
高木社長
………………
北沢志保
今はまだ地盤を固める時です。自分の実力に見合わない事を無理にやる事もありません
北沢志保
メディアに、観客に注目される中で、律子さんとバトルする……プレッシャーは尋常もないでしょう
北沢志保
そんな事で静香が潰れるなんて事は許さない。アイドルトレーナーの管理も、私の仕事ですから
最上静香
最もらしい事言って……いつもそうやって、私の自由を奪って……
北沢志保
とにかく静香、何度も言うけど、勝手な事は許さないわよ?あなたは私の言う通りにすればいいの
最上静香
あなたの言う事なんて聞きたくないわよ!だから私はミリオンプロになんて入りたくなかったのよ!
高木社長
フム……事情を詳しく知らない私が口を挟むのも何だが……北沢君?
北沢志保
何ですか?
高木社長
もしかして、エキジビションマッチにプレッシャーを感じているのは……キミの方じゃないかね?
北沢志保
!?
(台詞数: 50)