最上静香
歌織『ここです』…廃病院…?なんでこんな所に…?
最上静香
静香は歌織に街はずれにある廃病院へと連れてこられた
黒井社長
雨夜『久しぶりだな…記憶は全部戻ったのか?』
最上静香
っ!!雨夜!?
黒井社長
雨夜『その驚き方からして…この先見るものでどんな反応する気だよ…?』
最上静香
柚『いいかは早く案内したらどうなんですか?』歌織『そうですね』
黒井社長
雨夜『分かってる…行くぞ』
最上静香
あの!私はこんな所で時間を潰してる暇は
黒井社長
雨夜『お前がアイドル休んで偽名使って旅をしてる理由…それもここで終わる』
最上静香
…えっ?
黒井社長
廃病院病室にて…
黒井社長
雨夜『お前の旅はこれで終わっただろ?』
最上静香
…どうして…?どうしてこんな事に…?
最上静香
病室のベッドに寝る人物…それは…
最上静香
歌織『彼がLです』違う…Lじゃない…この人は…
黒井社長
雨夜『Libraだ…とは言うものの既に絶命的な状態だがな』
最上静香
ベッドに横になっている人物は酸素マスクを付け…無数の点滴の管が布団から出ていた
最上静香
何でこんな事に…
黒井社長
雨夜『Ver.X…彼奴はこの機能をさらに極限まで高めようとしてアニマの力を使った』
黒井社長
雨夜『12星座全てのアニマの力を…』
最上静香
そんな事やったら…雨夜『もちろん身体が持たないだろう』
黒井社長
雨夜『だが彼奴はVer.Xを超えた力を完成させた…2つな…』
最上静香
2つ?歌織『1つは私のBDー3に搭載されたVer.XX(ツヴァイイクス)』
最上静香
柚『アニマを持っていなくてもアニマの力を使うことが出来る』それって…
黒井社長
雨夜『人工アニマとは違う…使用者の底力を引き出す為のものがVer.XXだ』
黒井社長
雨夜『そして…もう一つがリベレイトアニマシステム…』
最上静香
リベレイト…アニマ…?
黒井社長
雨夜『アニマを解放し100%リアクターとアニマを融合させる力…そして…』
黒井社長
雨夜『彼奴はこのシステムを搭載するための新たな機体を既に設計していた…』
黒井社長
雨夜は資料と謎の箱を取り出した
最上静香
これは…
最上静香
これは…っ!?これって!!
黒井社長
雨夜『そうさ…XGrainはお前の成長について行くように設計されたもの…』
黒井社長
雨夜『だがお前は成長し過ぎた…だから彼奴はこの機体を設計した』
最上静香
雨夜が取り出した資料…そこにはXGrainアップグレードと書かれていた
黒井社長
雨夜『だがそれを作るにはXGrainが必要だった…XGrainのコアがな』
最上静香
まさか…歌織『その頼みで私が戦ったんです』
最上静香
貴女と…もう1人…いったい何者なの?
最上静香
歌織『申し遅れました…私は桜守歌織…Refrain計画の選抜です』
最上静香
柚『私は白石柚…同じRefrain計画の選抜』
最上静香
Refrain計画…?
黒井社長
雨夜『要するにビルドファイタープロジェクト2期生育成計画』
最上静香
2期生!?いつの間に!?
黒井社長
それはいいさ…けど…お前はこの資料を元に完成させろ…新たなXGrainを…
最上静香
…
最上静香
静香は謎の箱を開けた…其処には既に完成されたパーツが数個入っていた
最上静香
…やるしかない
黒井社長
作業スペースは別にある…来い
(台詞数: 48)