北沢志保
純白のドレスって、さすがに少し緊張します…なかなか、着る機会とかってないですから。
北沢志保
あの、プロデューサーさん。私に純白のドレスって、似合ってますか…?
北沢志保
似合う?……あ、ありがとうございます…。
北沢志保
…ふふっ。休憩が空けてからの収録も頑張りますね。
北沢志保
プロデューサーさんをドキッとさせられるくらい…なんてね。
最上静香
へぇ…そのドレス似合ってるじゃない、志保。
北沢志保
帰れ。
最上静香
随分な言い草ね!ちょっとくらい迎え入れてくれてもいいでしょ!?
北沢志保
何しに来たのよ、貴女。冷やかしなら帰りなさい。
最上静香
冷やかしのためだけに来るわけないでしょ?後学のために、現場の見学に来たのよ。
北沢志保
部外者がよく入ってこれたわね。
最上静香
貴女と同じ事務所の関係者よ!一言いえば快く入れてくれたからね!?
北沢志保
ああ、饂飩の出前で来たのね?スタッフさんが待ってるわよ。
最上静香
今の私のどこを見たら岡持をもってるように見えるのよ!!
北沢志保
私が頼んだ冷やしうどんはまだかしら?
最上静香
貴女に頼まれた覚えはないわよ!カレーうどんでいいかしら!?
北沢志保
せっかくのドレスが汚れるからダメに決まってるでしょ!?これだから脳みそ饂飩は…。
最上静香
着てる服を見て、分かったうえで言ったに決まってるでしょ!?服を汚してしまえ!!
最上静香
…まったく。はい、これ差し入れよ。スタッフさんにも後で渡しておくけど。
北沢志保
やっぱり饂飩を届けに来たんじゃない。
最上静香
紙袋に入った饂飩って、お中元か何かじゃないのよ!?極力汚れないようなものにしたわよ!!
北沢志保
…食器用洗剤?
最上静香
お歳暮か!どら焼きよ、どら焼き!!
北沢志保
差し入れ…どら焼き…。
北沢志保
プロデューサーさんが危ない!!
最上静香
何の話よ!!
最上静香
私はまだ、ウエディングドレスを着た撮影ってしたことないの。
最上静香
今の状況を見るといつか来るかもしれないから、そのために勉強する事は損じゃないでしょ?
北沢志保
…つまり、ゆくゆくはこんなきらびやかで清楚なドレスを着たいのね。
最上静香
う…まあ、否定はしないわ。
北沢志保
この、小麦粉色のドレスを。
最上静香
一気にチープ!!
北沢志保
安心しなさい、静香。
最上静香
・・・何を安心すればいいのか分からないんだけど。いったい何の事よ。
北沢志保
このウエディングドレス、貴女用のドレスでもあるのよ。
最上静香
志保が何を言っているのかまるで意味が分からない!!
北沢志保
ほら、よくあるでしょ?お母さんが来ていたドレスを着て式の上げる娘の話とか。
最上静香
何で赤の他人が来たおさがりを着ないといけないのよ!!ドレスは自分で選ばせなさいよ!!
北沢志保
残念だけど、貴女が着ると胸とお尻がスカスカになるわよ?
最上静香
貴女の方がスタイル良いものね!!私には私にあったもの選ぶから何も残念じゃないわ!!
北沢志保
……ふっ。
最上静香
勝ち誇ったように笑うな!!
北沢志保
それにしても…貴女もこういうドレスに憧れがあったりするのね。意外だわ。
最上静香
それは…まあ私だってウエディングドレスに憧れはあるわよ。女の子だし。
北沢志保
へぇ…。
北沢志保
貴女が弟の結婚相手だなんて絶対に認めないわよ!!
最上静香
突然何の話よ!何がどうなって貴女の弟さんが出てきたのよ!?
最上静香
…何ですか、プロデューサー。そろそろ撮影が始まるから準備しろ?らしいわよ、志保。
北沢志保
待ってくださいプロデューサーさん。静香に、私の弟に相応しい人になるために話をしないと…。
最上静香
いいからさっさと行きなさいダメ花嫁!!
(台詞数: 50)