松田亜利沙
お飲み物は何にします?
最上静香
……ルイボス茶で。
松田亜利沙
通ですねー。少々お待ちください。
最上静香
何事もなく潜入できたと思っていたら、全てバレていたというわけか。
最上静香
泳がされていただけだったのね。これは不甲斐ない。し、恥ずかしい。
最上静香
死やその他諸々を覚悟してこの子に着いて行ってみれば、カフェに案内された。他に客はいない。
松田亜利沙
お待たせしました!ご注文の生ハムメロンパンです!
最上静香
いやそんなの頼んでないし!っていうか、何のつもりなのかしら。
松田亜利沙
亜利沙がごちそうしちゃいますね。ご褒美です!
最上静香
ご褒美?
松田亜利沙
えーと、無事にここに来れた事ですね。偽の身分の用意や様々なアクシデントへの対処など。
松田亜利沙
とっても見事な手腕でした。一体どこでこんなスキルを習ったんですか?
松田亜利沙
いやまあそれはそれとして、結構大胆不敵な事をしますよね。まさか天下の聖地に不法侵入なんて。
松田亜利沙
普通こんなのバレたら生きて帰れないところでしたよ?
松田亜利沙
でもここでラッキーチャンス!亜利沙倶楽部に入会する事で豪華特典が!?
最上静香
……取引ということ?勿論私に拒否権など無いけれど。
松田亜利沙
話が早くて助かります。時に静香さん。何か目的などはございますか?
最上静香
名乗った覚えはないのだけど。
松田亜利沙
今は情報社会ですからね。こんな大それた事をしたからには、きっと何か理由があるはず。
最上静香
……真実を。
松田亜利沙
……真実を?
最上静香
知りたい。それだけ。
松田亜利沙
……
松田亜利沙
……良いですね。とても良い感じです。船が渡り背負ってやって来ました。
松田亜利沙
申し遅れました。私は亜利沙倶楽部の代表、亜利沙と申します。
松田亜利沙
あ、ちなみにこれは正式名称では無いんですが、まあ名前は色々ありますし意味もないですし。
松田亜利沙
取り敢えず、塔に関する人物の監視とか、その他をチョメチョメする情報管理機関です。
最上静香
プレゼン下手すぎない?
松田亜利沙
まあまあ、簡単に言うと世界に嘘をついているのは我々なので、静香さんにとって亜利沙は……
松田亜利沙
ラスボスみたいな物だと思ってください。
最上静香
……それで?
松田亜利沙
そうですね。そんな静香さんを見込んで、勧誘しようと思いまして。
最上静香
仲間になれと?
松田亜利沙
きっと、知りたい事にぐっと近づけますよ!
最上静香
……分かった。どうせ言う通りにするしかないんでしょう。
松田亜利沙
本当に話が早くて助かります。ではまずテストさせてください。
最上静香
……テスト?
松田亜利沙
はい、試しに塔に潜入してみましょう!
最上静香
いきなり過酷過ぎない?あなたみたいな人が潜入の敷居を高くしてるのよ。
松田亜利沙
心配には及びません。静香さんには潜入用の身分を用意してあります。
松田亜利沙
まあそれでも下の方しかウロウロ出来ないと思いますが。
最上静香
それで?
松田亜利沙
早速真実、見つけてきてください。
最上静香
……
松田亜利沙
もし期間の内に少しでも世界の本当に近づけたなら、ちゃんと仲間にいれてあげます。
松田亜利沙
そうすればもっと、近づいていけますよ。
最上静香
……あなたの意図が読めないのだけど。
松田亜利沙
別に亜利沙の思ってる事は関係ありませんよ。静香さんに何が必要か、です。
最上静香
……少なくとも、
最上静香
……少なくとも、生ハムメロンパンは要らないわね。
(台詞数: 50)