最上静香
私の名前は最上静香。
最上静香
艶やかな黒の毛並みが自慢の、誇り高き長毛猫です。
最上静香
さて、私が縄張りとしている場所、ここを765プロダクションと言いますが…。
最上静香
見てください、あれを。
高山紗代子
「プロデューサー!今日の私のステージ、どうでしたか!?」
最上静香
お世話係の人間に、ほめてほめてとしっぽを振る様は、いかにも飼い犬といった感じです。
最上静香
そして、こんどはあれを見てください。
篠宮可憐
「ぷ、プロデューサーさん。ご褒美に、背中に顔を埋めていいですか…?」
最上静香
すんすんと鼻面をすり寄せていく様は、これも甘えん坊の犬そのものです。
最上静香
すっかり飼い慣らされてしまって野性を失い、まさに駄犬と言うのが相応しいでしょう。
高山紗代子
(…。)
篠宮可憐
(紗代子さん、抑えて。抑えてください…。)
最上静香
…おや、お世話係がこっちにも来たようですね?
最上静香
ちょうどいい機会です。飼い犬たちに、誇り高き猫の有り様を、見てもらいましょうか。
最上静香
…なんですか?別に、私は困ってませんから。構わないでください。
最上静香
うどん?好物だって、毎日食べるわけじゃないですよ。まったく、デリカシーが無いですね。
最上静香
あっ…!ちょっと、触らないでください!頭を撫でるのは…
最上静香
ごろごろにゃーん♪
最上静香
…はっ!?
最上静香
こ、これはちょっと愛想を振りまいただけですから!お情けです!演技です!
最上静香
…ほんと、見ないでください。見なかったことにしてください…。
篠宮可憐
…。
高山紗代子
…。
篠宮可憐
(駄猫…。)
高山紗代子
(駄猫ね…。)
(台詞数: 25)