北沢志保
……。
北沢志保
…っ。【ピクッ】
最上静香
…会議室を締め切っていったい何してるのよ。怪しさしか感じないわよ。
北沢志保
あら、見てわからないの?
北沢志保
饂飩を作っているのよ。
最上静香
分かる訳ないでしょ!?饂飩はそんなケミカルな作り方しないわよ!!
北沢志保
え?貴女みたいな中毒者を生み出すんだから、それ相応の作り方があるんじゃないの?
最上静香
人を中毒者呼ばわりするな!そんなこと言ったら香川県はどうなるのよ!
北沢志保
そうね。香川県と、うどん屋さんへの配慮が足りない発言だったわ。
北沢志保
怪しい饂飩を作るのは貴女の特権だったわよね。
最上静香
怪しくないわよ!!何なら貴女も私の手打ち饂飩食べたことあるでしょ!?
最上静香
と言うか、私の饂飩は事務所のみんなが食べてるからね?
北沢志保
そうか、体の中に饂飩が!
最上静香
食べたから当然でしょ?
北沢志保
こうやって人を内部から侵略していくのね。
最上静香
人の料理を寄生虫みたいに言うな!私は地球外生命体じゃないのよ!?
北沢志保
え、冬人夏饂飩でしょ?
最上静香
私は人間よ!人間で沢山よ!!
最上静香
…志保、あなた本当にどうしたのよ。いつも以上に会話にならないわよ。
最上静香
「にゃっはっは♪それについてはあたしが説明しよう!」【ニュッ】
最上静香
っ!貴女この前の!?部外者がどうやって劇場内に入ってるのよ!!
最上静香
「失踪が得意なギフテッドに不可能はないんだよ?出来ない事はあんまりないってやつ?」
最上静香
…頭が痛くなってきたわ。で、貴女は志保に何をしでかしたんですか。
最上静香
「何って言っても、たいしたことはしてないよ?ただ、新開発した薬を嗅いじゃっただけ~♪」
最上静香
やっぱりロクな事してないじゃないですか!志保、気分悪いとかない?大丈夫?
北沢志保
……。
最上静香
志保…?
北沢志保
私を差し置いて見ず知らずの女性とイチャイチャしてんじゃないわよ!!
最上静香
イチャイチャいしてないわよ!貴女、志保に何を嗅がせたんですか!!
最上静香
「ん?ちょ~っと、闘争心を刺激するフレーバーだよ?」
最上静香
闘争心って…それドーピングとかの類にならないんですか!?
最上静香
「アドレナリンもちょっと出てきてるのかもね。にゃははっ☆」
北沢志保
静香で遊んでいいのは私だけです!どこの馬の骨かもわからない人に渡しませんよ!!
最上静香
闘争心貴女の方に向いてるじゃないですか!志保の衣装と道具、絶対貴女に対抗するためですよ!?
最上静香
後志保、私を玩具扱いしないで!
北沢志保
私の便利な義妹は渡しません!!【ガオー!!】
最上静香
人を便利グッズ扱いする人の所有物になるつもりは毛頭ないわよ!!
最上静香
「にゃははっ。キミたち見てると飽きないね~。事務所の場所も覚えたし、また遊びに来るよ~♪」
最上静香
二度と来ないでください!!
北沢志保
次こそは負けませんからね!いつでもかかってきてください!!
最上静香
余計なこと言ってんじゃないわよ!!志保、貴女あの人に完全敗北してるからね?
最上静香
…はぁ。まるで嵐のような人だったわ。一気に疲れたわ。
北沢志保
疲れたなら糖分摂取した方が良いんじゃない?ほら、ここに炭水化物があるわ。
最上静香
それ貴女が作ってたケミカル饂飩じゃない!一応小麦粉から作ってたのね!?
北沢志保
饂飩だから当然に決まってるじゃない。私は、貴女にも勝たないといけないのよ。
最上静香
あ、一応私にも闘争心向けられていたのね。…私と饂飩でどんな闘争心が発生してるのよ。
北沢志保
……。
最上静香
黙り込むって事は、私には言えないような事なのね。
北沢志保
…貴女の作った饂飩が、忘れられないのよ。あの味を再現できるようになりたいし、超えたいの。
最上静香
…あ、ありがと。
(台詞数: 50)