ロコ
なるほどそれはアンダースタンドです。
ロコ
でも、かくいうロコも中々トラベルマスター的なアトモスフィア出てきましたよ。
ロコ
なんでもアスクミーです。
宮尾美也
そうなんですか。頼もしいですね〜。
最上静香
……
ロコ
バイザウェイ、ふたりはどういう目的のトラベラーなんですか?
最上静香
……
宮尾美也
……実はデートなんです。
ロコ
ええ!そうなんですか。
最上静香
ちょっと。
宮尾美也
はいはい、実は冗談です。
ロコ
なんか有り得そうでサプライズでした。
最上静香
私は、海を超えた向こうの島国にある、ある領主に仕えている。
ロコ
メイドさんですか?って、海の向こうならもしかしてロコのご近所さんかもしれないです。
ロコ
それでそれで、なんでこんな遠い所まで来たんです?
最上静香
私の主は、珍しい物を集めるのが趣味なんだ。そしてそれを探しに……
ロコ
こんな遠い所まで?最近のメイドさんってハードなんですね。
宮尾美也
も〜っと遠い所まで行って、今は帰り道なんですよ。
ロコ
さらにサプライズです。って事はロコとは逆方向なんですね。
宮尾美也
この人ったらご主人様の言う事はなんでも聞く良い子さんなんです。
ロコ
あ、それでそのマスターからのクエストでトレジャーハンターなんですね!
最上静香
……
ロコ
それでそれで、ミヤはどういう関係なんです?
最上静香
それは……
宮尾美也
実は私が景品なんです。この人は、私の為に遥遥やって来たんですよ。
最上静香
……おい!
ロコ
……どういう事です?珍しい物を探しに行ったんじゃないんですか?
宮尾美也
私、珍しいんです。
ロコ
……いや、確かになんかちょっとレアなオーラはありますけど。
最上静香
話しすぎだ。
宮尾美也
最初に話したのはあなたでしょう?
ロコ
あの、珍しいってどういう風に?
宮尾美也
見てください、人差し指が逆に曲がるんです。グイー
ロコ
うわわわ、見てるだけで痛いです!分かったのでやめてください!
宮尾美也
実は冗談でした〜。ほんとは秘密です〜。
ロコ
え〜、気になります。
最上静香
すまないが、これ以上は聞かないでほしい。
ロコ
おお、なんかそのセリフ、ソークールですね。イエッサーです。
ロコ
あ、でもでも!一つだけ聞いていいですか?
ロコ
ミヤをそのご主人様の所にテイクアウトして、それでどうするんですか。
最上静香
……
宮尾美也
私を珍しく無くしてくれるんです。
ロコ
……?
宮尾美也
そして、そのご主人様さんが珍しくなるんですよ。私の代わりに。
ロコ
……クイズですか?
宮尾美也
私は、こういう私でいるのに少し飽きてしまったんです。
宮尾美也
それはもう、長い、長い間そんな感じで。どうしたものかなーって。
宮尾美也
そうして困っていた所にこの人が来て、話を聞いて思ったんです。
宮尾美也
この人の言う通りにすれば、この人も、私も、そのご主人様さんも……
宮尾美也
皆が、思い通りに、幸せになれるって。
(台詞数: 50)