最上静香
…こっくり…
最上静香
…こっくり…こっくり…
最上静香
…こっくり…こっくり…はっ!わ、私ってば何時の間に寝ちゃってたんですか!?
最上静香
もう、起こして下さいよ…折角の貴重な時間なのに…!
最上静香
『寝顔が可愛かったから…』って、な、な、何言ってるんですか!?
最上静香
…こんな還暦過ぎたお婆ちゃんに対して…もう…!
最上静香
…本当に貴方は昔から含む言い方したり意地悪したりで…!
最上静香
…でも、貴方には本当に改めて感謝の言葉しかありません。
最上静香
中学を卒業して父の言う通りアイドルを引退した後も何かと気にかけてメールくれたりして…。
最上静香
…最初は私みたいな一回りも違う年下の娘に引っ付いて、アブナイ人かと思ってましたよ?
最上静香
…でも、そうではなくて…貴方はシアター卒業生として純粋にOBの私の進路を心配して下さって…
最上静香
私の両親よりも進路に対して真剣に考えて下さって…!
最上静香
そして…今でも覚えてます。本当に私が悩んでた大学3年の時に…
最上静香
貴方が作ってくれた手打ちうどんの、あの味…!
最上静香
麺の形はイビツで出汁もアクが多かったですが…
最上静香
私は…あの時のうどん以上に心温まるうどんには出会えてません…!
最上静香
そして、思い出せたんです…!
最上静香
アイドルをしていた時と同じように、誰かを笑顔にしたいって大切さを…!
最上静香
その後は…貴方は事務所を辞めて私と一緒に高松で修行して…!
最上静香
子宝には恵まれませんでしたが、多くのお弟子さんという家族を持って…!
最上静香
人々を笑顔で満たす喜びを教えてくれた貴方には、本当に感謝しています…!
最上静香
本当に…ありがとうございます…!
最上静香
『いきなり改まってどうした?』って…い、良いじゃないですか別に!
最上静香
…折角お弟子さん達が下さった、結婚40年目にして初の2人っきりの旅行ですから…。
最上静香
思い返してそういう気分になるのかもしれないですね…ふふっ。
最上静香
…あ、ここの寺院…素敵な作りですね!近くには名物のおうどんもあるようですし。
最上静香
明日はここに出向いて見ましょうか…?
(台詞数: 27)