最上静香
…すぅ…すぅ。
北沢志保
事務所で眠っちゃうなんて珍しいわね。
北沢志保
静香って、口を開かなければ饂飩饂飩うるさくないからいいわね。
北沢志保
それに、黙っていれば静かでいいわよ。端正な顔も無駄にならないわ。
北沢志保
…これだけ喋っても起きないものなのね。よほど疲れたたのかしら。
北沢志保
…………。【ゴソゴソ】
北沢志保
…………。【キュポンッ】
北沢志保
――――――――――。
最上静香
ちょっと志保…!貴女いったい何を持っているのかしら…!?【ググググ…】
北沢志保
何?貴女マジックも知らないの?饂飩ばかり食べてるせいで脳みそも饂飩の玉になったのね!!
最上静香
マジックくらい知ってるわよ…!!それで何をするつもりだったか聞いてるの!【ググ…】
北沢志保
これで書く以外の使い道があると思ってるの?【ギリギリギリ…】
最上静香
人が寝てるときに落書きしようとしてるんじゃないわよ!!【グググ…】
北沢志保
御所望なら瑞希さん直伝のマジックショーでもしてあげようかしら?【ギリギリギリ…】
北沢志保
1,2の3で、貴女に外れない眼鏡を付けてあげるわよ?【ギリギリギリ…】
最上静香
人の顔に落書きする気じゃない!亜美直伝でしょ、それ!!【グググ…】
北沢志保
残念、真美よ!!【ギリギリギリ…】
最上静香
どっちも一緒じゃないの!!【グググ…】
北沢志保
亜美と真美が一緒に見えるの?これだから脳内饂飩まみれは…!!【ギリギリギリ…】
最上静香
そこじゃないわよ!というか、貴女のボキャブラリー饂飩しかないの?【グググ…】
北沢志保
貴女に言われたくは…。【ギリギリギリ…】
北沢志保
貴女に言われたくは…ないわっ!【バッ!!】
最上静香
っ!!【バッ!!】
最上静香
…とりあえず、そのマジックペンをしまいなさい。話はそれからよ。
北沢志保
仕方ないわね。その挑発に乗ってあげるわ。
最上静香
挑発じゃないわよ!むしろ挑発的な態度を取ってたのは貴女でしょ?
最上静香
…で、なんで貴女は人に落書きしようとしてたわけ?
北沢志保
あら、落書きをするのに理由がいるのかしら?
最上静香
理由の有無は重要じゃないのよ。落書きをするなって言いたいの。貴女は子供じゃないんだから。
北沢志保
14歳は法律上はまだ子供よ?
最上静香
そういうことを言ってるんじゃないわよ!行動が子供だって言ってるの!!
北沢志保
冗談よ。そもそも、貴女の顔に落書きなんてするわけないなない。
最上静香
…じゃあ、なんで貴女はマジックペンを持ってたのよ。
北沢志保
この前、茜さんが言ってたのよ。
最上静香
藪から棒にどうして野々原さんの名前が出てくるのよ。
北沢志保
『自分の物にはちゃんと名前を書いておかないといけないって、茜ちゃん学んだよ…』って。
最上静香
野々原さん…。【ホロリ】
北沢志保
だから、貴女のおでこにも私の名前を書いておこうとおもったのよ。
最上静香
私は貴女の所有物じゃない!!
最上静香
私は貴女の所有物じゃない…って、今『おでこにも』って言ったわよね?
北沢志保
貴女の真っ平らな体、とても書きやすかったわよ。
最上静香
私の体はちゃんと凹凸あるわよ…って、まさか体の方に書いたの!?【バッ!】
北沢志保
うわ…。こんなところでいきなり脱ぐなんて、貴女露出狂の気があるの?
最上静香
志保が変な事言うからでしょ!!
北沢志保
静香って、寝てる間に服を脱がされても気づかずに寝てるほど図太い人間だったの?
最上静香
ああっもう!!貴女の戯言に付き合ってる私が子供だったって事ね!!
最上静香
―――静香帰宅後・最上家脱衣所。
最上静香
…………。
最上静香
『私の大切なライバルで仲間の静香。 志保』
最上静香
…私、どんな反応すればいいのよ。
(台詞数: 50)