望月杏奈
杏奈が麗花に抱きつきながら泣いていた時間から数時間後…牢獄にて…
最上静香
…
望月杏奈
ごめんね…貴女がインフェルノという事もあって牢獄に入れさせてもらったけど…
最上静香
いえ…問題ないです…たとえ私自身が人間だと言っても貴女方から見れば化け物なんですから…
望月杏奈
こっちも念のために1人同行させてもらったよ…今から聞く質問に全て正直に答えて…
天空橋朋花
因みに嘘をついても私にはすぐにバレますからね?
最上静香
分かっています…信実しか語る気はないですから…
望月杏奈
じゃあまず…貴女は特殊鎮圧部隊の兵士だった事に間違いはない?
最上静香
間違いはないです…とは言っても証言してくれる人は…
望月杏奈
そう言えばさ…貴女がインフェルノになった時の状況教えてくれない?
最上静香
…分かりました…あれはあるテロリストの部隊を追っていた時でした…
最上静香
回想…荒地にて…
最上静香
隊長『追い詰めたぞ!貴様らの目的は何だ!?』もう逃しはしない!
最上静香
テロリスト『くそ…こいつら普通の軍より厄介すぎる!』『Aigisならまだしも…』
最上静香
雪歩『いい加減観念しろですぅ』茜『抵抗は無駄だよ』未来『お前達の悪事も此処までだ!』
最上静香
テロリスト『くそ…此処で捕まるくらいなら!』『おい待て!?お前正気か!?』カチッ…ボンッ!
最上静香
きゃぁぁぁ!隊長『スモークグレネードか…悪あがきを!各員テロリストを捕獲しろ!』
望月杏奈
…間違いなく特殊鎮圧部隊が全滅した時の作戦だね…
天空橋朋花
…嘘は…言ってないですね…
最上静香
異変があったのはスモークグレネードらしき物が爆発した後でした…
最上静香
雪歩『隊長!テロリストが苦しんでいます』隊長『は?なんだと!?』
最上静香
テロリスト『あっ…頭が…かち割れそうだ…がぁぁぁぁ!』『気分が…うわ…うわぁぁぁぁ!』
最上静香
一体何が?茜『さ…寒い…身体が…崩れ…』野々原さん?
最上静香
静香が茜を見ると…身体が砂のように消えていく光景が目に入る…
最上静香
野々原さん!?一体何が!?茜『わ…分からない…』雪歩『な…何コレ…身体が!?』
最上静香
雪歩や他の隊員にも同じ現象が起きていた…
最上静香
隊長『一体何が…がっ…がぁぁぁぁ!』メキメキメキメキ
最上静香
隊長!?未来『えっ…なに!?隊長どうしちゃったの!?』
最上静香
…隊長の姿は私たちの目の前で化け物に豹変しました…
望月杏奈
…インフェルノの誕生の瞬間だったんだ…貴女と未来って子は無事だったの?
最上静香
…その後が悲劇でした…
最上静香
化け物『グォォォォォォォ!!』隊長!?その姿!?どうしたんですか!?
最上静香
化け物は静香に襲いかかり…静香の右肩を引っ掻いた
最上静香
っ!?がぁぁぁぁ!化け物『グォォォォォォォ!!』
最上静香
未来『静香ちゃん危ない!』未来っ!?
最上静香
未来は静香を押した…次の瞬間…化け物の腕か未来の胴体を抉り貫いた
最上静香
未来『ぎゃぁぁぁぁ!』未来!?う…嘘でしょ…
最上静香
化け物は未来の胴体から手を引き抜き…未来を喰らい始めた
最上静香
や…やめて…化け物『グチャ…グシャ…バキッバキッ…』未来『ぐがっ…がはっ…』
最上静香
未来を…未来を離せぇ!!がぁぁぁぁぁぁぁ!!
最上静香
…私はその後…化け物豹変して…未来を喰らっていた隊長と戦ったんだと思います…
天空橋朋花
…人を喰らい尽くす化け物…インフェルノ…
望月杏奈
その時の意識って無いの?
最上静香
はい…気づいた時には化け物を引きちぎってきた自分がいました…
最上静香
…私は…一体何を…未来『ごほっ…がはっ…』
最上静香
っ!未来!未来『…静香ちゃん…大丈夫?』そんなことより貴女…酷い怪我…
最上静香
未来『もう…私ダメみたい…だから…最後は側にいてくれないかな?』諦めないで!
最上静香
未来『私ね…静香ちゃんが親友でいてくれてよかったって…思ってるんだ…』何言ってるの…
最上静香
未来『だから…最後まで側にいてくれて…あり…が…とう…』未来!?嘘でしょ…返事をしてよ!?
最上静香
未来は静香に抱かれたまま…砂のように崩れ去り…消えてしまった…他の隊員も皆同じように…
(台詞数: 50)