松田亜利沙
それでは、ありさに勝った証としてアイスバッジを静香ちゃんに渡します。
最上静香
ありがとうございます、亜利沙さん。これで7つ目のバッジね。
矢吹可奈
そういえば亜利沙さん。どうしてアイスバッジなんですか?
矢吹可奈
杏奈「…どうして、って?」
矢吹可奈
だって、亜利沙さんって氷タイプのポケモンを使ってたわけじゃないですよね?
松田亜利沙
それはですね、ここから44ばんどうろを進んだ先に『こおりのぬけみち』って洞窟があるんです。
松田亜利沙
そのせいか、このあたりには氷タイプのポケモンが多くいるんですよ。
松田亜利沙
律子「先代ジムリーダーである私が、氷タイプのポケモンを使ってたってのも理由よ?」
最上静香
…亜利沙さんは氷タイプを継いだ訳じゃないんですね。
松田亜利沙
あはは…。プライベートで使ってるポケモンが、氷タイプとは絶望的に相性が悪いんですよ。
松田亜利沙
あ!でも、注いでる愛情の量は一緒ですよ!!撮った写真、見てみますか?【ズズイッ】
最上静香
え、遠慮しておくわ…。
松田亜利沙
それじゃあ、今のジム戦の映像はどうですか?静香ちゃんのポケモンもばっちりですよ?
矢吹可奈
杏奈「…結局、撮ってたんだね」
松田亜利沙
律子「へえ…亜利沙にはちょっと強いお灸をすえる必要があるみたいね…?」
松田亜利沙
り、りりりりりりりつこさん!!?違うんです!これは、これは違うんですよ!!
最上静香
…この底冷えするような迫力、確かに氷タイプのスペシャリストね…。
矢吹可奈
震えが止まらないよぅ…静香ちゃん、杏奈ちゃん…。【ケラケラ】
矢吹可奈
――――――――――。
松田亜利沙
律子「それで、貴女達はこれからどうするのかしら?ジムバッジが後1つなのよね?」
最上静香
後はフスベシティのバッジだけですから、こおりのぬけみちを通ってフスベへ行きます。
矢吹可奈
杏奈ちゃんはこれからどうするの?私たちと一緒に来る?
矢吹可奈
杏奈「誘ってくれるのは嬉しいけど…杏奈、コガネの方に行きたいから…」
最上静香
そう…それじゃあ、またお別れなのね。
矢吹可奈
杏奈「分かれるのは寂しいけど…杏奈、静香がバッジを集めきること、応援してるね…?」
最上静香
ええ!杏奈の応援に答えられるように頑張るわ!
矢吹可奈
そういえば亜利沙さん。チルちゃんが進化した時の写真はどうなりましたか?
松田亜利沙
ただいま現像中です!すぐに渡すことはできないので、お家の方に届けておきますね!
矢吹可奈
えへへ、楽しみだなぁ♪あ、私のお家はワカバタウンにありますよ!
松田亜利沙
ワカバタウンですね、了解しました!静香ちゃんのジム戦の映像はどうしますか?
最上静香
…両親に届けるつもりですか?
松田亜利沙
ええ、ワカバタウンに向かう予定ですし、よろしければ届けておこうかと。
最上静香
必要ありません。絶対に余計なことはしないでくださいね。
松田亜利沙
律子「…可奈。静香って両親と仲悪いの?」【ヒソヒソ】
矢吹可奈
実は、お父さんと喧嘩した末に旅に出たんです…。【ヒソヒソ】
松田亜利沙
律子「貴女達も難儀ねぇ…」
最上静香
それでは、お世話になりました。可奈、行くわよ。
矢吹可奈
わわっ!待ってよ静香ちゃ~ん!亜利沙さん、律子さん、ありがとございましたー!!
松田亜利沙
むふふ、ありさこそ楽しいバトルでしたよ~!!
松田亜利沙
律子「親子喧嘩ねぇ…」
松田亜利沙
親子喧嘩がどうしたんですか?
松田亜利沙
律子「何でもないわ。ただ、知り合いに昔親子喧嘩してた人がいたってだけよ」
松田亜利沙
あ、ちょっと興味があります。どんな人なんですか?
松田亜利沙
律子「貴女もあったことある人よ。ジムリーダーに就任する際に挨拶に行ったでしょ?」
松田亜利沙
挨拶…もしかして?
松田亜利沙
律子「亜利沙の予想通りだと思うわ。もっとも、喧嘩したのは幼少の頃で今は家族良好よ?」
松田亜利沙
意外ですね。ありさが出会ったときはそんな風に見えなかったですから、余計にです。
矢吹可奈
杏奈「心穏やかな人…なの?」
松田亜利沙
律子「穏やかと言えば穏やかかしら。えっと、杏奈だっけ?聞きたければ話するわよ?」
矢吹可奈
杏奈「お願い…します!」
(台詞数: 50)