最上静香
…あの、志保?私、なんで呼び出されたの?
北沢志保
…これを見てほしいの。弟の部屋を掃除してた時に見つけたわ。【スッ】
最上静香
私の写真集…?志保の弟さん、買ってくれてたのね。
北沢志保
この泥棒猫!!【ガオー!!】
最上静香
何がよ!
北沢志保
弟が貴女のファンだなんて、お姉ちゃん許さないからね!!
最上静香
弟さんに伝えなさいよ!なんで私に言うのよ!!
北沢志保
…おかしいと思ってたのよ。今まで弟は誰にせがまても私たちのサインをもらおうとしなかった。
北沢志保
お姉ちゃん達の迷惑になるから、だって。いい子でしょ。
最上静香
ふふっ、志保にまったく似てないわね。
北沢志保
友達に美希さんや恵美さんのサインをねだられても…。
北沢志保
担任の先生に育のサインをねだられても、私にもらってきてとは頼まなかったわ。
最上静香
ちょっと待って、今聞き捨てならない言葉が聞こえたわよ!先生なに欲しがってるのよ!!
北沢志保
そんな弟が先日、貴女にサインを書いてほしいって言ってきたのよ!!
最上静香
別にいいじゃない。色紙でもCDでも書いてあげるわよ?
北沢志保
正座させて簀巻きにして1時間説教してやったわ。
最上静香
可愛い弟に何やってるのよ!!
北沢志保
なんで…私の弟がかわいいってわかるのよ。まさか、後をつけて…?
最上静香
志保が溺愛してるからでしょ?というか、貴女にとって可愛いって言ったつもりだったのだけど。
北沢志保
もちろん、目に入れても痛くないほどに可愛いと思ってるわ。
最上静香
そうでしょ?そんな弟を簀巻きにする意味が分からないけど。
北沢志保
実際に目には入らなかったけど。
最上静香
入る訳ないでしょ!?貴女バカなの!?バカなんでしょ!!
北沢志保
そんな可愛い弟の部屋から、もう一つとんでもないものが出てきたの。
北沢志保
これよ。【スッ】
最上静香
…麺棒?
北沢志保
貴女にプレゼントする気だったんじゃないの?
最上静香
まるで意味が分からないっ!!
北沢志保
こればかりは私にも意味が分からないわよ。何か病気にでもかかったんじゃないかしら。
最上静香
ひどい言い方ね。貴女の大切な弟じゃないの?
北沢志保
病名はうどん娘病かしら。
最上静香
…麺棒で貴女を引き延ばしてやろうかしら。
北沢志保
貴女より大きい私の胸に嫉妬してるの?
最上静香
違うわよ!もしかして私をバカにしてるの、このバカ!!
最上静香
…で、結局何が言いたかったのよ。貴女の弟さんが私のファンかもしれないってだけでしょ?
北沢志保
……。
最上静香
何よ、志保。黙ってないで何か言ったらどうなのよ。
北沢志保
お義姉ちゃんって呼びなさい。
最上静香
話が超越しすぎて意味が分からないわよ!!
(台詞数: 39)