ジョウト地方冒険譚 62話目
BGM
恋のLesson初級編
脚本家
sikimi
投稿日時
2016-05-10 23:59:38

脚本家コメント
現在地・ラジオとう内部
ラジオとう編はこれにて終了となります。
『ピカチュウツネリタイ』についてですが、昔に発売されたポケモンの4コマにあったネタです。コイルくんがピカチュウをつねろうとしたり、つねったりする話です。

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矢吹可奈
…やったの?
最上静香
ジバコイルが気絶してるわ。それに、帯電状態も解除されてる。すべて終わったのね。
伊吹翼
【ガチャッ!】響ちゃん!静香ちゃん!可奈ちゃん!
最上静香
【ガバァッ!】きゃっ!?つ、翼!?
伊吹翼
怖かったよぉ…。ブースに閉じこもってたけど、外にずっとこの子がいたから出ていけなくて…。
矢吹可奈
響「もう大丈夫だぞ、翼。静香も、可奈も、二人とも、翼を助けに来てくれたんだ」
伊吹翼
うん…うんっ!!みんな、ありがとう!!
矢吹可奈
【ギギ…】ひゃっ!?ジバコイルちゃんが動いた!?
最上静香
まだやる気なの!?エレザード、いける?
矢吹可奈
響「まって!ジバコイルが何か言ってるぞ」
矢吹可奈
響「ふむふむ…なるほど、そうだったのか…」
伊吹翼
響ちゃん、この子なんて言ってるの?
矢吹可奈
響「ジバコイル、もともとはただのレアコイルだったんだ。偶然、エレキへいげんを通りかかって」
矢吹可奈
響「そこで、強力な電気とか磁力とかを浴びちゃったみたいなんだ」
最上静香
そういえば、あの平原でコイルたちも結構見かけたわよね。
矢吹可奈
響「そのせいで突然進化しちゃったんだって。急すぎて自分の力が制御できなくて…」
矢吹可奈
響「気が付いたらここにいたんだってさ。自分が何をしたのか覚えてないみたい」
矢吹可奈
響「それでも、自分たちが止めたのはなんとなく分かるみたい」
矢吹可奈
響「迷惑をかけてごめんなさい、止めてくれてありがとう。だってさ」
矢吹可奈
そっか、この子も悪気があってやったわけじゃなかったんだね。
最上静香
ねえ、ジバコイル。あなたはこれからどうするつもり?
矢吹可奈
響「自分の力に引き寄せられたポケモンたちを平原に返して、自分は山奥に籠るって言ってるぞ」
矢吹可奈
響「もう二度と、誰にも迷惑をかけないようにするために…だってさ」
伊吹翼
えいっ♪【ポコンッ…コロ…コロ…】
最上静香
モンスターボール!?ちょっと翼!貴女何やってるのよ!!
伊吹翼
捕まえちゃった、えへっ♪
最上静香
えへっ♪じゃないでしょ!!何考えてるのよ!!
伊吹翼
え?だって、山奥に引きこもっちゃうなんて寂しいでしょ?
伊吹翼
この子も反省してるみたいだし、この話はおしまい!
最上静香
いや、それと捕まえたことがどう繋がるのよ。
伊吹翼
反省した後は、一緒に楽しく遊びたいなって思ったんだよ?
伊吹翼
それとも…捕まえちゃ、だめぇ?
最上静香
……響?
矢吹可奈
響「諦めなよ、静香。翼はこういう子なんだから。ジバコイル大切にするんだぞ」
伊吹翼
もちろんだよ!ねえ、お仕事もこれじゃあ続けられないし、今から皆でクレープ食べに行かない?
矢吹可奈
クレープ!静香ちゃんも響ちゃんも一緒に行こうよ!!
最上静香
…これでよかったのかしら。

(台詞数: 37)