北沢志保
そう言えば小鳥さん、先日のひな祭りの事なんですけど。
音無小鳥
何かあった?
北沢志保
何でコスプレしなかったんですか?
音無小鳥
は?志保ちゃん、急に何言ってるのよ。
北沢志保
いやほら、去年は春分の日や子どもの日なんかにコスプレしてたじゃないですか。
音無小鳥
あれ見てたの!?プロデューサーさんしかいないと思ってたのに。
音無小鳥
あのね、あれは社長の企画だったの。半分お遊びみたいなものよ。
北沢志保
そうだったんですね。道理で中途半端な出来だと。
音無小鳥
こら、もう!
音無小鳥
まあ否定は出来ないか。ああいう恰好するのはどうも恥ずかしいのよね。
北沢志保
小鳥さん薄い本好きなんでしょう、コスプレとかノリノリでやりそうですけど。
音無小鳥
それとこれとは別物よ、私は派手な格好とか自分アピールが苦手なの。
北沢志保
お向かいのアシスタントさんはコスプレが趣味なんでしょう、立ち位置的に言えば小鳥さんも…
音無小鳥
あそこの鬼悪魔さんと比べられるのは。それに私があんな真似しても誰も喜ばないでしょ?
北沢志保
まあそこは否定出来ませんが。
音無小鳥
…志保ちゃん今日は随分毒舌ね、何かあった?
北沢志保
いつも通りですよ。まあ強いて言うなら…
最上静香
ねえ志保、そろそろお昼うどんよ。今日は何うどんにする?
北沢志保
そこのドンキチを相手にしているとつい辛辣になってしまう、というところでしょうか。
音無小鳥
仲間をそんな風に言っちゃだめよ…
最上静香
ちょっと志保、早く行きましょう。今日はあそこのお店、月に一度の卵サービスデーなのよ?
北沢志保
今行くわよ…それじゃ小鳥さん、変な事言ってすみませんでした。
音無小鳥
気にしなくていいわ。じゃ、いってらっしゃい。
音無小鳥
…誰も喜ばない、か。
音無小鳥
プロデューサーさん、今夜は学生服で頼むって言ってたけど。うーん、どうしようかな…
北沢志保
お待たせ。じゃ、行きましょうか…ってその恰好でうどん屋に行くわけ!?
最上静香
今日はサービスデーですもの、それに見合った正装をしなくちゃ。でしょう?
北沢志保
なるべく離れて歩いて頂戴ね。
最上静香
分かったわよ。ところでどう、少しは気が晴れた?
北沢志保
何の話よ。
最上静香
小鳥さんにあんまりきつい事言わないようにね。気持ちは分かるけど。
北沢志保
よく言うわ、原因はあなたにあるって言ったじゃない。
最上静香
へえ。プロデューサーじゃなくて?
北沢志保
変な事言わないで。プロデューサーさんの話なんかいつしたのよ?
最上静香
…志保。もう一度言うわ、気持ちは分かる。
最上静香
けどね、小鳥さんに当り散らすのはだめ。そんな事しても意味無いわ、いいわね?
北沢志保
…ほっといてよ。
最上静香
ほっとけないから言ってるのよ。
北沢志保
…あなたをだしに使ったのは悪かった。そこは謝っておくわ。
最上静香
出汁?そ、そっか、出汁にね。まあ悪くないかな…
北沢志保
どこに反応してるのよ。
最上静香
ま、こういう時は美味しい物でも食べて元気だしましょ、ね?
北沢志保
…そうね。じゃ、行きましょうか。
最上静香
ええ…あ、ところで志保。
北沢志保
何?
最上静香
私ね、今日はカレーうどんにしようかなって思うんだけど。どう思う?
北沢志保
その恰好で!?
(台詞数: 47)