最上静香
「やっぱ囲まれたわね・・・」
最上静香
(いつもに比べて敵が多すぎる・・・)
最上静香
(もうこれは・・・)
最上静香
「瑞希さん、貴方は志保を連れてこのまま任務を続行して」
最上静香
瑞希「大佐、それは一体どういう意味ですか?」
最上静香
志保「そうです!ちゃんと説明してくださ・・・」
最上静香
「言葉通りの意味よ」
最上静香
「殿は私が努めます!」
最上静香
「できるだけ早く遠くへ行って!!」
最上静香
瑞希「待ってください!これだけの数の敵を一人で相手するなんて、無謀すぎます!」
最上静香
「無謀だからこそ、滾るのよ」
最上静香
「無謀だからこそ、試す価値があるんじゃない」
最上静香
「私達、今まで幾多の無謀を打破してきたんだから、これくらい朝飯前よ!」
最上静香
瑞希「大佐・・・」
最上静香
「大丈夫、必ず追いつくわ」
最上静香
「それに志保、貴方も会わなくちゃいけない人がいるんでしょ?」
最上静香
志保「ええ、そうだけど・・・」
最上静香
「必ず会ってくるって約束してくれる?」
最上静香
志保「わかった、約束する」
最上静香
志保「静香、死なないで!」
最上静香
「それは命令かしら?」
最上静香
志保「命令よ」
最上静香
「しょうがないわね・・・」
最上静香
「それじゃあ報酬の饂飩、三年分にしてもらわなきゃね、ふふっ♪」
最上静香
「さぁ、これ以上無駄話してる暇はないわよ!もう行って!」
最上静香
瑞希「大佐、何かあったら必ずトランシーバーでご一報ください!」
最上静香
「ええ、任せて」
最上静香
瑞希「それではご無事で・・・ご武運を」
最上静香
「貴方こそ、無傷で志保を送り届けるのよ、これは上官からの命令よ」
最上静香
瑞希「はい、必ず!」
最上静香
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最上静香
「行ったわね、ちゃんと川を渡りきれるといいけど・・・」
最上静香
「ここから先は誰も通しません!」
最上静香
「私の方はこれから三途の川渡りでもしてやろうじゃないの」
最上静香
「ふふっ・・・やっと戦場らしくなってきたじゃないの」
最上静香
相棒の瑞希とは、出陣前いつも戦場ジョークを交える・・・
最上静香
『この任務が終わったら、故郷で饂飩屋を継ぐつもりでいるの』
最上静香
すると、瑞希はこう答える
最上静香
『何を言っているんですか、大佐の実家は饂飩屋ではありませんよ』
最上静香
そうして、二人で顔を見合って笑うのだ
最上静香
私達にとってそれは、任務を無事に遂行することができるようにと言う
最上静香
ある種の願掛けでもあった
最上静香
こんな仕事をしているからだろうか、常常思う・・・
最上静香
願いを叶えるためには、必ず犠牲を払う必要があるんだって
最上静香
毎年の用に行われる七夕戦線
最上静香
それは誰かの願いを叶えるために、多大な犠牲を払わなくちゃいけない
最上静香
短冊に書いてある願い事を叶えるために、たくさんの犠牲を払わなくちゃいけない
最上静香
それはわかっていたけれど、今年は珍しく短冊にお願い事をしていた私がいた
最上静香
『皆が無事に帰れますように』
最上静香
それが私の願い
(台詞数: 50)