伊吹翼
ねぇねぇ、プロデューサーさん! 次はあっちの屋台に行こ~よ~♪
伊吹翼
暁「あはは...わかったから、袖を引っ張らないの!!」
伊吹翼
(仕事帰り、わたし達は近くのお祭りに参加していた...半分デートみたいな感じのね♪)
伊吹翼
あ...ビーフステーキ串だって...おいしそう~...
伊吹翼
暁「...買う? 僕も実はお腹空いててさ...」
伊吹翼
ホント!? やった~プロデューサーさん大好き~!!
伊吹翼
暁「はは...んじゃお兄さん、ステーキ串、2本くださいな。」
伊吹翼
お兄さん「あいよ! 兄ちゃんとお嬢ちゃんみたいにアツアツにしてやんよ!」
伊吹翼
えへへ...わたし達みたいにアツアツだって...プロデューサーさん♪
伊吹翼
暁「いやいや...僕達は兄妹みたいな関係で...決してそういう仲じゃ...」
伊吹翼
お兄さん「照れんなさんな!! ほら、オマケしといたから、デート楽しんでこいよ!」
伊吹翼
やった~!! お兄さんありがとう~! さ、プロデューサーさん、行きましょ~♪
伊吹翼
暁「うん...ありがとうございます...」
伊吹翼
...もうプロデューサーさん、暗い顔ばっかしないでくださいよ~!
伊吹翼
暁「...ゴメンね、伊吹さん!」
伊吹翼
へっ...きゃっ!?
伊吹翼
(屋台の間からいきなりプロデューサーさんに引っ張られて...胸元に抱き寄せられる)
伊吹翼
ぷ、プロデューサーさん...ちょっと強引すぎですよ...もっとムードとかを...
伊吹翼
暁「しっ!...僕がいいって言うまで、静かにしてて...!!」
伊吹翼
(口の前に人差し指が出される...少しゴツゴツしてるけど、キレイな手だ...)
伊吹翼
暁「あと5秒だけ...よし。 ...もう大丈夫だよ、伊吹さん。」
伊吹翼
(わたしはプロデューサーさんに連れられてまた店通りの中にはいる...)
伊吹翼
ねぇプロデューサーさん...どうしてさっき、いきなり店の外に連れてったんですか?
伊吹翼
暁「...実はさっき、僕達をつけてるゴシップ記者に気付いて...仕方なく...」
伊吹翼
暁「...アイドルは、恋愛禁止って言われてるでしょ? ...男といるのはマズいからね。」
伊吹翼
(そうなんだ...確かに、学校とかでも出待ちの人とかもいたからな~...)
伊吹翼
暁「...ホントはさ、伊吹さんや、みんなには普通の生活を送って欲しいって思いがあるんだ」
伊吹翼
暁「普通に学校に行って、買い物したり、デートしたり...いっぱいやりたい事して欲しいんだ」
伊吹翼
暁「だから兄さんの誘いを断ってここに来たんだけど...やっぱり嫌だったよね?」
伊吹翼
...
伊吹翼
...ふふっ...
伊吹翼
...ふふっ...あははっ!! プロデューサーさん、そんなワケないですよ~!
伊吹翼
暁「え...だって、伊吹さん的には大人のデートの方がよかったんじゃ...」
伊吹翼
違います~! だってプロデューサーさんのお兄さんもいたらデートじゃないですよ~!!
伊吹翼
わたしはプロデューサーさんと、こうやって一緒に遊んでるのが好きなんですから♪
伊吹翼
暁「あ...うん...そ、そうだね...!!」
伊吹翼
暁「伊吹さん...それじゃあ今日はとことん楽しんじゃおうか!!」
伊吹翼
(プロデューサーさん、また笑ってくれたみたい...やっぱりステキな笑顔だなぁ...)
伊吹翼
はい、じゃあプロデューサーさん! わたしとはぐれないように手、にぎりましょ♪
伊吹翼
暁「...うん、ちょっと恥ずかしいけど...なんかこういうのもいいよね...」
伊吹翼
(少しゴツゴツしてて...でも大きくてキレイで...いつまでも握ってたいな...)
伊吹翼
(この日のお祭りが、いつもより楽しかったのは、プロデューサーさんのおかげだったのかな?)
(台詞数: 42)