高坂海美
……
高山紗代子
元気ないわね。貴女にそんな表情は似合わないわよ?なんちゃって。
高坂海美
貴女は。夢の世界に、出て来た…?
高山紗代子
そうよ、高山紗代子。夢の世界の管理者。あらためてよろしくね?
高坂海美
覚えてる。私が挫けそうな時いつも現れて、励ましたりしてくれた。
高山紗代子
覚えててくれたの、ありがとう。夢の世界で絶望すると悲惨な事になるからね。
高坂海美
百合子みたいになってしまうって事?
高山紗代子
まあ、ね。最強が聞いて呆れるわ、最後は本当にどうにもならなくなって…
高坂海美
…どうして。どうして、こんな事を?私達が強くなって、それでデストルドーに何の得が。
高山紗代子
それが私達の本能だからよ。強い敵と戦いたいというのがね。
高山紗代子
あの決戦は酷かったわ。私達は胸踊るような戦いを期待していたのよ?
高山紗代子
もしかすると勝てない程強いんじゃないかって。楽しみで夜も眠れない程だったわ。
高山紗代子
なのに貴女達ときたらあの体たらく。本当にがっかりしたわ。
高山紗代子
だからといってまた新しい敵が現れるとも考えにくいしね。それで、こんな手を使ったのよ。
高坂海美
…こんな事聞かされて、私が戦う気になると思うの?
高山紗代子
ご自由に。もっとも、戦わないというなら捕らえているニンゲン達は死ぬけどね。
高坂海美
くっ…!
高山紗代子
さあ、始めましょうか。琴葉様と戦うのに相応しいかどうか、まずは私が確かめてあげるわ…
伊吹翼
待て!
高坂海美
翼!?
伊吹翼
…全部聞いたよ。あのエミリーが話してくれた、何もかも。
伊吹翼
遊び相手ですって?冗談じゃない、私達は正義の味方なんだ。今までも、これからも。だから…
伊吹翼
デストルドーなんかには絶対に負けない!みんなまとめてやっつけてやる!
高坂海美
翼…
高坂海美
……そうだ、私はマイティーセーラー。平和を守る為に戦う、正義の戦士。
高坂海美
デストルドーに植え付けられた物だったとしても、その事は何も変わらない。
高坂海美
だったら、やる事はひとつ。そうだよね?
高坂海美
来なさい、デストルドー。このマイティーセーラーが相手よ!
高山紗代子
…そう、それでいい。それでこそ、私達が全力を挙げて戦う価値がある。
高山紗代子
さあ、行くわよ。私をがっかりさせないでよね?
高坂海美
よし、やるよ翼。私達の手で、今度こそ勝とう?
伊吹翼
まかせて!あ、それとメガネさん?
伊吹翼
ここにいた人達の事だけど。みーんな逃がしちゃったから。
高山紗代子
な、何ですって?
伊吹翼
残念でした。人質を盾に取る作戦は通用しないからね?
高山紗代子
…あーはっはっは!ごめんなさい、貴女を見くびってたわ。ステキよ?そういうの。
高山紗代子
面白くなってきたじゃない。さあ行くわ、全力で受け止めなさい?
高坂海美
来る!翼、気を付けて!
伊吹翼
はい!よーし、今度こそかっこよく戦ってやるからね。いっくよ〜!
(台詞数: 39)