伊吹翼
ねぇ...プロデューサーさん...もう少しスピードって出せないんですか?
伊吹翼
(仕事に行くため、プロデューサーさんが車に乗って迎えに来てくれたんだけど...)
伊吹翼
暁「おかしいな...ラジオだと渋滞なんかしてないって言ってたのにな...」
伊吹翼
(渋滞に捕まっちゃって...なんかついてないな～...)
伊吹翼
そういえばプロデューサーさん...これからどんなお仕事するんですか?
伊吹翼
暁「...今回の仕事は...多分、いや、絶対に伊吹さんが初めてかもしれない...」
伊吹翼
暁「とにかく、今までの仕事とはスケールが違う...心してかかってね...」
伊吹翼
(プロデューサーさんのハンドルをつかむ手に力が入ってるみたい...)
伊吹翼
暁「...なんか白けちゃったね。 ラジオでもかけよっか!」
伊吹翼
(プロデューサーさんの携帯からラジオ音声が流れた...アプリの方のラジオなんだ...)
伊吹翼
ラジオ「火曜の午後4時から放送している番組、BFMプレゼンツ、ミュージックチャンネル!」
伊吹翼
「今回の特集は『僕らの青春メロディ』! 甘酸っぱい学生時代の思い出を...」
伊吹翼
わぁ～っ!! この歌なつかしい～! お兄ちゃんがよく歌ってた歌だ～!
伊吹翼
暁「はは、だとするとちょうど僕と世代が一緒なのかな? ...やっぱり名曲だよね、この歌。」
伊吹翼
お兄ちゃんと世代が同じなら...もしかして、プロデューサーさんも好きな歌なんですか?
伊吹翼
暁「うん、ちょうど大学で辛い時だったからね...この曲には何度も励まされたんだ。」
伊吹翼
(...大学? ...でもプロデューサーさん、まだお姉ちゃんよりも年下だよね?)
伊吹翼
プロデューサーさんって大学を卒業してるんですか? ...まだ18歳なんですよね?
伊吹翼
暁「ああ、そっか...一部の人にしかまだ話してなかったしね...知らないわけだ。」
伊吹翼
(プロデューサーさんは少し笑いながら話してる。 その横顔がちょっとカッコいいって思う)
伊吹翼
暁「実は14歳くらいから留学しててさ...海外の方の学校に行ってたんだ」
伊吹翼
暁「海外だと飛び級があるからさ...17のうちに大学を卒業してきたってわけ。」
伊吹翼
暁「免許もそのうちに取っちゃっててね...18まで運転できないって知った時は困ったよ!」
伊吹翼
すごーい!! プロデューサーさんって、すっごく頭いいんですね♪
伊吹翼
暁「いやいや、勉強ばっかだったからさ、友達なんか全然できなかったし...」
伊吹翼
(プロデューサーさんが少し照れながら笑う...なんか可愛いかも!)
伊吹翼
暁「っと...そんなどうでもいい話はいいとして...そろそろ着くはずだよ。」
伊吹翼
はーい! それじゃプロデューサーさん、一緒に頑張りましょうね♪
伊吹翼
(プロデューサーさんの意外な一面を知れたし、緊張もほぐれちゃった!)
伊吹翼
(これで少しは...プロデューサーさんのことを理解できたのかな?)
(台詞数: 30)