伊吹翼
(あのライブから2週間、わたしは周りからナンパされるくらい有名になった)
伊吹翼
(学校でもみんなチヤホヤしてくれて、今までで一番にハッピーな気分!)
伊吹翼
(あ、でもカラオケとかのお誘いが来ても断らなくちゃいけないのはイヤだな...)
伊吹翼
(そう思いながら、今日も765プロのドアを開ける...)
伊吹翼
おはよーございまーす♪
望月杏奈
あ...翼...おはよう...!!
伊吹翼
杏奈ちゃん、いつも以上に元気だね...なにかいいことあったの?
望月杏奈
うん...ずっと欲しかったソフト...プロデューサーさんに買ってもらったんだ...
七尾百合子
あ! そのソフト...もしかして『ポイント』で買ってもらったヤツ?
望月杏奈
うん...昨日のライブ、センターでがんばったから...仕事終わりにね...
七尾百合子
いいなぁ...私も欲しいけど、まだポイント貯まってないしなぁ...
伊吹翼
...ポイント? それ貯めるとなんかいいことあるの?
望月杏奈
そっか...翼...最近、事務所に来てなかったから...わかんないよね...
七尾百合子
ちょっと前に新しくルールが追加されてね、お仕事に比例してポイントがもらえるようになったの!
望月杏奈
そのポイントを貯めれば...欲しいものがもらえるの...お給料とは別にね...
望月杏奈
もちろんできる範囲でだけど...欲しいものがゲットできるのは...うれしい...
七尾百合子
私も助かってるんだよね。地味に本ってお金がかかるから...お小遣いだけじゃ足りなくて...
伊吹翼
へー...ってことは、コスメとかお洋服とかもがんばれば買ってくれるってことなんだ...!
七尾百合子
そこはプロデューサーさんと相談しなきゃいけないけどね...今はいないけど...
伊吹翼
...プロデューサーさん、今日は来てないの? どっちかは来てると思うけど...
望月杏奈
一応、AS組の方のプロデューサーさんは来てるよ...暁さんの方は...いないね
伊吹翼
そっか...じゃあセンパイのプロデューサーさんの方にちょっと聞いてみよっか
伊吹翼
(わたし達はセンパイのプロデューサーさんのデスクに近づいて、ポイントについて聞いてみる)
七尾百合子
あの~...プロデューサーさん、プロデューサー...暁さんは今、どこにいるんですか?
七尾百合子
P「アイツは今、音信不通でさ...俺も知りたいくらいだよ...」
伊吹翼
あ、じゃあ例のポイントのルールについて聞きたいんですけど...
伊吹翼
P「あー...ゴメン、俺もそのルールについてはよくわかってないんだ...」
伊吹翼
P「何せ俺がいない間に社長に提案して決まったからな...すまないな。」
伊吹翼
そんなぁ...せっかくプロデューサーさんにも久しぶりに会えると思ったのに~
望月杏奈
仕方ないよ...プロデューサーさんも...きっとお仕事で忙しいんだと思うし...
伊吹翼
(杏奈になだめられても少し残念...プロデューサーさんに会いたいなぁ...)
伊吹翼
暁P「ただいま戻りました!! いや~、今日は本当にラッキー!!」
望月杏奈
あ、帰ってきた...フラグ立ってたのかな?
七尾百合子
いや、これは翼の呼び声に颯爽と駆けつけた...って可能性も!!
伊吹翼
プロデューサーさん~! ちょうど今、プロデューサーさんの事を話してたんですよ~♪
伊吹翼
暁「あはは...僕もちょうど君達に会いたいところだったんだ...」
七尾百合子
二人はまさに以心伝心...まさにあの本の勇者と姫のような...!!
伊吹翼
P「あの~...お前...どこ行ってたんだよ...外回りなら前もって誰かに...」
伊吹翼
暁「そんなことはどうでもいいんですよ! それより、超、超ビックニュースです!」
伊吹翼
暁「...君達はさ...『火9』って知ってるかい?」
望月杏奈
火9って確か...火曜日の9時にやってる...ドラマの番組枠だよね?
伊吹翼
(火9...確かちょっと前まで見てたドラマの、時間枠のことだっけ。)
伊吹翼
暁「なんとぉ!! この度、その枠の番組から、僕達765プロにオファーが来たんです!」
七尾百合子
...それ、ホントなんですか!?
七尾百合子
P「スゴいな...それが本当ならお手柄だぞ、暁!!」
伊吹翼
P「いや~ジムに行ったら、そのお偉いさん方と意気投合して...つい取ってきちゃいました♪」
伊吹翼
3人(プロデューサーさん...仕事投げて、ジム行ってただけだったんだ...)
伊吹翼
暁「そしてそのドラマの主役は~」
伊吹翼
暁「そしてそのドラマの主役は~伊吹さん、君だ!!」
伊吹翼
...わたし?
(台詞数: 50)