伊吹翼
暁「それじゃ、今日のライブ成功を祝って、かんぱーい!」
伊吹翼
かんぱーい!! ...ん~、おいしい~♪
伊吹翼
(ライブが終わった後、わたしとプロデューサーさんは二人でディナーを楽しんでいた)
伊吹翼
(プロデューサーさんがいいお店を取ってくれたみたいで、なんかオトナのデートって感じ!)
伊吹翼
暁「うん、よかった...さ、僕に遠慮しないで何でも頼んで!」
伊吹翼
ホントに? でもでもプロデューサーさん、ここけっこう高いんじゃないですか?
伊吹翼
暁「大丈夫だよ、僕ここ見えて、結構稼いでるんだからさ!」
伊吹翼
暁「それにさ...初めてライブを成功させたじゃないか、あの星井美希の次でね。」
伊吹翼
暁「...正直、すごかったよ。 アウェーにも関わらず、成功させるなんてね。」
伊吹翼
ホント...ですか? あんまりそんな風に感じてなかったんですけど...
伊吹翼
暁「...普通なら嫌がるはずだよ...プレッシャーがすご過ぎて逃げたいだろうに...」
伊吹翼
(プロデューサーさんがしみじみって感じでそう言う...わたしは楽しかったんだけどな。)
伊吹翼
暁「...そうだ! 僕の言ってたアドバイスのこと、覚えててくれた?」
伊吹翼
(プロデューサーさんは思い付いたようにわたしに言ってきた...ホント、おもしろい人だなぁ)
伊吹翼
「はい! 客席のお客さんを見て、ライブをしろ。ってことでしたよね?」
伊吹翼
暁「うん、それで何かわかったことはあったかい?」
伊吹翼
みんな笑ってました! みんな初めてなのにいっぱい応援してくれて、それでうれしくなって...
伊吹翼
これからもーっと頑張ったら、きっとファンのみんなからモテるんだろうな~って!
伊吹翼
(わたしは楽しかった、盛り上がる声、キラキラしたペンライトに囲まれたライブが)
伊吹翼
暁「...正解! やっぱり君は僕の求めてるアイドルだ。」
伊吹翼
(プロデューサーさんが、優しい...けどマジメな顔でわたしの方に顔を向けてきた...)
伊吹翼
暁「実は...先輩や社長からどの子を担当するかを決めろって言われててね。」
伊吹翼
暁「僕は伊吹さん...君に決めることにした。...まぁ、他の子も担当するんだけどね。」
伊吹翼
暁「でも、その中で一番、僕は君のこれからが見たいと思ったんだ...」
伊吹翼
...プロデューサーさん...
伊吹翼
暁「僕にもある目的があるんだ...あとは君次第なんだけど...」
伊吹翼
それってもしかして...
伊吹翼
それってもしかして...わたしがプロデューサーさんの担当アイドル一号ってことなんですか!?
伊吹翼
だったらわたし、プロデューサーさんの担当アイドルになっちゃいますね♪
伊吹翼
暁「え...ああ、本当にいいの?」
伊吹翼
はい! だってプロデューサーさんの叶えたいお願いも、叶えたいですから!
伊吹翼
暁「ありがとう...それじゃあ、はい。」
伊吹翼
(プロデューサーさんが手を差し出してくれた...少し大きい左手...)
伊吹翼
暁「君には僕の目的...そして765プロのためにアイドルとして活動してもらいます。」
伊吹翼
暁「その代わり、僕は君のために何でもします。 もちろん、先輩との仲も取り持ってあげるよ!」
伊吹翼
(別に...美希センパイのプロデューサーさんは好きってわけじゃないけど...)
伊吹翼
(でも、プロデューサーさんとならアイドル、やってみたいかも♪)
伊吹翼
プロデューサーさん、今日からわたしのプロデュース、よろしくお願いしますね♪
伊吹翼
暁「うん、こちらこそ!」
伊吹翼
(そしてわたし達は握手をする、少し柔らかいけど、大きくてたくましい手だった。)
伊吹翼
(このとき、少し体が熱く感じたのは...きっと気のせいだよね?)
(台詞数: 41)