
伊吹翼
「やばっ...遅刻遅刻...!!」

伊吹翼
今日は事務所で合同のレッスンがあるのに...ついてないなぁ...。

伊吹翼
「あっ...静香ちゃんからメールだ...」\ピッ!/

伊吹翼
『今どこにいるの!? 律子さんもカンカンだから早く来なさい!』

伊吹翼
「...うわぁ...めんどくさいことになってるなぁ...」

伊吹翼
だいたいわたしだって、遅れたくて遅れてるわけじゃないのに...

伊吹翼
ただ少し買い物してたら楽しくなって時間が長くなっただけで...

伊吹翼
「とりあえず返信しとかないとね...静香ちゃんもめんどくさいし...」

伊吹翼
そう思って静香ちゃんにメールを送ろうとした...時だった。

伊吹翼
?「そこの君! 少し時間をもらっても大丈夫かい?」

伊吹翼
黒いヘルメットにレザーのジャンパーを着た人に突然、声をかけられた。

伊吹翼
これってもしかしてナンパなのかな...

伊吹翼
これってもしかしてナンパなのかな...ついにわたしにもモテ期が来たってことなのかな~?

伊吹翼
あ~...でも...今、いそいでるんだった...テキトーに断っておこう...

伊吹翼
黒ヘル「ああ、ゴメン! これじゃあナンパっぽいよね...うん。」

伊吹翼
なんだぁ...ナンパじゃないんだ...残念。

伊吹翼
黒ヘル「実は道に迷ってて...765プロダクションっていうところに行きたいんだけど...」

伊吹翼
765プロ...わたしがこの前所属したばかりの事務所じゃん!

伊吹翼
「そこならわたし、知ってますよ! だってわたしもそこに行く予定でしたから!」

伊吹翼
黒ヘル「そうなの!? じゃあコイツで連れていってあげるから道案内してよ!」

伊吹翼
黒いヘルメットの人は停めてあったバイクを持ってきた...シルバーの大きいバイク...!

伊吹翼
「わぁ~カッコいい~!! もしかして、これで連れてってくれるんですか!?」

伊吹翼
黒ヘル「もちろん! さあ、早く乗って乗って!」

伊吹翼
わたしはバイクの後ろの席に乗った...結構がっしりした体型なんだ...!!

伊吹翼
黒ヘル「よし、飛ばしてくから、しっかり掴まっててよ!!」\チチチ…ドゥルン‼/

伊吹翼
そしてバイクはわたしを乗せてものすごいスピードで走り出した!

伊吹翼
「すごーい!! 風が超気持ちいい~!!」

伊吹翼
「それにしても...」

伊吹翼
「それにしても...この人は誰なんだろ...」

伊吹翼
「それにしても...この人は誰なんだろ...ま、いっか♪」

伊吹翼
これがわたしと『ヘルメットの人』の始めての出会い

伊吹翼
この人がわたしの生活を変えていくことを、今のわたしはまだ、

伊吹翼
この人がわたしの生活を変えていくことを、今のわたしはまだ、知らない。
(台詞数: 33)