伊吹翼
志保、大丈夫?怪我はない?
北沢志保
何とか無事よ。ジャラコが頑張ってくれたからね。
伊吹翼
ジャラコって…もしかしてあの卵から生まれたポケモン?
北沢志保
そうよ。あの卵から生まれた…
北沢志保
(そういえばあの時の声って一体誰のだったんだろう?)
馬場このみ
ごめんね志保ちゃん…。私のジバコイルがまさかこんな事態を引き起こしちゃうなんて…。
北沢志保
私は大丈夫ですよ、それよりもこの子たちを休ませたいんですけど…。
馬場このみ
わかったわ。元気になるまでゆっくり休ませましょうか。
馬場このみ
それにしても…麗花ちゃんが来てくれて助かったわ。さすがの私でもあの数は骨が折れるわ。
北沢志保
あの人、麗花さんって言うんですね。後でお礼言っとかないと。
伊吹翼
麗花さんってすごいトレーナーなんですね。あの大群をあっという間にやっつけちゃうんだもん。
馬場このみ
麗花「私のこと呼んだかな?」
北沢志保
麗花さん、先ほどは助けていただいてありがとうございました。
馬場このみ
麗花「気にしなくていいってば。困ってるときはお互い様って言ったでしょ。」
北沢志保
それにしてもすごいポケモンをお持ちなんですね。
馬場このみ
麗花「あ、ラランテスのこと?この子はね~、私のお気に入りなんだ♪」
北沢志保
いえ、そのポケモンも十分すごかったのですがもう一匹いたじゃないですか。
馬場このみ
麗花「私はラランテスしか出してないよ?」
北沢志保
あの白くて傷があるポケモンは麗花さんのポケモンじゃないんですか?
馬場このみ
麗花「白くて傷がある……。」
馬場このみ
麗花「………。」
馬場このみ
麗花「私のポケモンじゃないよ。」
北沢志保
そうなんですか…ということは野生のポケモンだったのかしら。
北沢志保
ま、細かいこと気にしても仕方ないですし、麗花さんのおかげでジャラコのことも分かったし…
馬場このみ
麗花「志保ちゃんジャラコ持ってるの!?見せて見せて~♪」
北沢志保
………え?
馬場このみ
麗花「もしかして…だめだった?(シュン)」
北沢志保
いえ、そういうわけでは…あの時の声って麗花さんの声じゃないんですか?
北沢志保
ジャラコのこと…そして私が来るまで何とか耐えきってっていったのって…。
馬場このみ
麗花「私じゃ…ないかな。」
北沢志保
そうですか…。
伊吹翼
もう、志保ったらそんなに暗い顔しちゃって。せっかくの可愛い顔が台無しだよ。
北沢志保
か、可愛いだなんて…それに暗い顔なんてしてないから!
伊吹翼
まあ何でもいいけど志保が無事だってわかったらお腹すいちゃった。
馬場このみ
ふふっ、それじゃあご飯にしましょうか。志保ちゃんもいっぱい食べてってね。
北沢志保
はい、いただきます。
馬場このみ
麗花ちゃんも今日はここに泊まってくでしょ。
馬場このみ
麗花「もちろん!そのつもりで来ましたから。」
馬場このみ
麗花「(それにしても志保ちゃんのあの言葉…嘘をついてるようには見えなかったし…。)」
馬場このみ
麗花「………。」
馬場このみ
麗花「まさか…ね。」
(台詞数: 41)