北沢志保
えへへ、よーしよーし。
伊吹翼
志保ー、そんなに卵を抱いてもすぐには生まれないでしょ。
伊吹翼
そんなに嬉しかったの?
北沢志保
べ、別にいいでしょ。ポケモンの卵なんて初めてなんだし。
北沢志保
それにこうしてると母親になった気分になれるのよ。
伊吹翼
あ、それはわかるな~。私も小さいとき一生懸命卵を温めたもんね。
北沢志保
(ピクッ)あ、動いたわ。もしかして生まれるまでそう時間がかからないのかもね。
伊吹翼
何が生まれるか楽しみだよね。
伊吹翼
でもその前にここを超えないとダメなんだよね。
伊吹翼
テンガン山…おっきいねぇ。
北沢志保
まあ数ある山の中でも高いと言われてるからね。
北沢志保
でもカンナギタウンに行くならトンネルがあるからわざわざ登らなくてもいいのよ。
伊吹翼
なぁんだ。トンネルがあるなら次まですぐだね。
伊吹翼
…でもこの山の頂上ってきっとすごい景色なんだろうなぁ。
伊吹翼
(カツッ)……ん?
北沢志保
どうしたの?
伊吹翼
いや、山の上に何かいたような…。
北沢志保
山に住んでるポケモンじゃないの?
伊吹翼
そうなのかな?でもなんか雰囲気が違ったような気がしたんだけど…。
北沢志保
……!?まって、何か聞こえない?
伊吹翼
何かって…?
伊吹翼
あ…確かに聞こえる。これってもしかして…。
北沢志保
歌声……よね。どこかで誰かが歌ってるのかしら?
伊吹翼
歌声…さっきいた何かと関係でもあるのかな?
北沢志保
さあ?どうかしらね。
北沢志保
ここで考えてても仕方ないわ。次に進みましょう。
伊吹翼
そうだね。よーし、それじゃあどっちが早くトンネルを抜けれるか競争だよ♪(ダッ)
北沢志保
あ!先に行くなんてずるいわよ!待ちなさーい!(ダッ)
伊吹翼
???「………。」
伊吹翼
???「………(ダッ)」
(台詞数: 30)