伊吹翼
昔、お兄ちゃんが縁日で買ってきたカブトムシ…
伊吹翼
オスとメスが1匹ずつ入ったカブトムシ…
伊吹翼
『このツノ!この黒い輝き!これが男のロマンだぁー!』なんてお兄ちゃん言ってたけど…
伊吹翼
最初はどうにもわからなかったなぁ…
伊吹翼
…でも、宿題の絵日記のネタにと見ているウチにね…
伊吹翼
不思議と可愛く見えてくるんだよね〜!
伊吹翼
だから、莉嘉ちゃんの気持ち…ちょっとはわかるんだよね〜!
伊吹翼
ねぇねぇ、プロデューサーさん!
伊吹翼
えいっ!
伊吹翼
どう?ドキドキした?耳にオデコくっつけられて…?
伊吹翼
お姉ちゃんが昔聞かせてくれた歌にこういうシチュエーションがあってね?
伊吹翼
これも確かカブトムシ、だよね?あ、プロデューサーさんだったら知ってるか…えへへ…
伊吹翼
………
伊吹翼
………あのね、プロデューサーさん?
伊吹翼
…いっつも、振り回しちゃってゴメン…
伊吹翼
…でもね?
伊吹翼
…わたしは、プロデューサーさんの隣で戦えてるから…強くなれてるんだよ?
伊吹翼
…だから、これからももっともっと迷惑かけちゃうかもだけど…ヨロシク…ね?
伊吹翼
…って、えへへ…わたしらしくないか!
伊吹翼
でも、これからも見守ってて下さいね?わたしの成長は光速のビジョンで見逃せないですよ!
伊吹翼
………
伊吹翼
………
伊吹翼
(…プロデューサーさんの耳元から匂った大人の男の人の甘い香水の匂い…)
伊吹翼
(…流星の夏の夜の、チクチクする嬉しいような苦しいような胸の痛み…)
伊吹翼
(…わたし…生涯忘れること…ないだろうなぁ…)
(台詞数: 25)