永吉昴
ふわぁ、ねみぃ。なんで怪人が学校に行かなくちゃなんねえんだ、しかもこんなお嬢様学校に。
永吉昴
琴葉様の話じゃここにデストル怪人がもう1人いるって事だけど…ん?
伊吹翼
だから何度も言ってるでしょ、部活のユニフォーム着てて何が悪いのよ。
高山紗代子
だとしても授業始まる直前までそんな服装だなんて。校則違反よ、先生に報告します。
伊吹翼
そんなぁ。これ以上注意されたら私…
永吉昴
(同じクラスの伊吹翼に高等部の生徒会役員だ。えっと、高山紗代子、だっけか?)
伊吹翼
あ、昴君。ねえ、昴君からも何か言ってやってよ、この人本当にしつこくて…
高山紗代子
こら!あなた、自分が悪い事してるって自覚は無いの?
伊吹翼
だから!最近部活出られなかったから自主練やってただけだってば。
永吉昴
自主練?ああ、お前チア部だっけ。最近休んでるって聞いてたけど。
伊吹翼
ちょっと部活出られない事情があってね。それで今朝練習してたんだけど、そこにこの人が…
高山紗代子
学校の許可なく朝にグラウンド使うのは校則違反。例外は認められないわ。
高山紗代子
そもそも部活を休まなければそんな事しなくてもいいはずでしょ?
伊吹翼
だってそれは、マイティー…
高山紗代子
まいてぃー?
伊吹翼
な、何でもない(いけない、ヒーローズの事は秘密厳守だっけ。)
高山紗代子
…ふうん。理由を言えないって事は、例の噂は本当みたいね?
永吉昴
噂?
高山紗代子
伊吹さん。あなた、援助交際してるそうね。目撃情報が入ってるわよ。
伊吹翼
えっ!?何よそれ。そんなわけないでしょ、冗談じゃない。
高山紗代子
じゃ聞くけど。一昨日一緒に歩いてた男性とはどういう関係?
伊吹翼
あ、あれは、その…お兄ちゃんで…
高山紗代子
あなたのお兄さんはここの高等部の生徒で私と同級生でしょう?全然違う人だったわよ。
伊吹翼
そ、その…(あの人はヒーローズの基地司令だなんて言えないよ、どうしよう。)
高山紗代子
弱ったわ、我が校始まって以来の大問題。こんな不良品がいるなんて恥ずかしくて先生方に悪い…
永吉昴
…おい。
伊吹翼
昴君?
高山紗代子
あら、あなたはたしか転校生の…ってきゃっ!?いたたた…ちょっと、何するのよ。
永吉昴
ろくに調べもしねえで勝手な事ばっか言いやがって。不良品はどっちだよ、このクソ女。
高山紗代子
な、何よ。あなたまで生徒会に逆らう気?先生に言いつけるわよ。
永吉昴
やりたきゃ好きにやれよ。オレは友達がそんな事言われて黙ってるほどお人好しじゃねえぞ。
伊吹翼
友達…
高山紗代子
…ふん。後悔しても遅いからね!
永吉昴
酷い事言われたな、大丈夫か伊吹。
伊吹翼
私は平気。いつもの事だよ、クラスでも色々言われてるし。
永吉昴
本当かよそれは。何で早く言わねえんだ、そいつらぶっ飛ばしてやる!
伊吹翼
いいってば。私がよく授業休んだりしてるのは本当だし、仕方ないよ。
永吉昴
けどよ、お前が休むのは別に理由があるからなんだろ?なのに…
伊吹翼
…ありがとう。さっき、庇ってくれて。本当に嬉しかった。
永吉昴
そんなの、友達なら当たり前だろ。違うか?
伊吹翼
友達…うん、そうだね!
伊吹翼
(ヒーローズになってすごく辛い。学校じゃ不良扱いで、いつもあんな事言われて。)
伊吹翼
(…でも大丈夫。私には、守ってあげたい大切な友達がいるんだもん。頑張らなきゃね!)
高山紗代子
まったくもう、とんでもないわ、この学校。本当に不良ばっかりで。
高山紗代子
デストル怪人と合流するよう響様に言われて来たけど。それ以前にやる事が出来たわね。
高山紗代子
まずはあの不良2人を更生させるわ、悪い子じゃないみたいだし。怪人探しはその後ね。
高山紗代子
デストル怪人か、どんな人なんだろ。きっと真面目で知的な感じの人なんだろうな…
永吉昴
今日も収穫無しかー、どこにいるんだろうな、もう1人の怪人は?
永吉昴
それはともかく、学校ってやつも悪くないな。百合子、お前も来たら?結構楽しいぜ。
永吉昴
友達も出来たし…え、リア充タヒね?なんだそりゃ。何言ってんだお前?
(台詞数: 50)