ジュリア
いってて…。今日もまた派手にやられちまったなぁ。
ジュリア
ったく、か弱い女の子に容赦ないったらないぜ。あ〜いてぇ。ちょっとこのまま休んでるかな…。
ジュリア
三対一は卑怯だろまったく…。男ならタイマンだろうが。まぁ、私は女だけど…。
ジュリア
ま、タイマンだろうとぶっ飛ばされるのには変わりないか。私別に喧嘩強くないし。
ジュリア
まぁいいや。くぁ〜〜…。何か眠くなってきた…。ちょっと寝ちゃおうかな…。
伊吹翼
………。
ジュリア
何だあいつ…。こっち見てんな。ついに女にまで喧嘩売られんのか…?
伊吹翼
(怖そうな人…。あっ!ケガしてる!確か絆創膏が……あった!)
ジュリア
げっ。こっち来やがった。勘弁してくれよ。こっちはこの通りボロボロなんだぜ…。
伊吹翼
あのー。大丈夫?何かケガしてるみたいだけど…。
ジュリア
あぁ。大丈夫大丈夫。気にすんな。ちょっと転んじまってさ。
伊吹翼
あははっ!どんだけ大げさに転んだらそうなるんですかぁ?ちょっと見せてみて。
ジュリア
いててっ!こらこら、強く触りすぎだろっ!
伊吹翼
むむむ…。これは重症です…。あなた、明日死にます。
ジュリア
えっ!?何かヤバいとこ、傷ついてたかっ!?
伊吹翼
嘘で〜す!私絆創膏持ってるから貼ってあげますよ!
ジュリア
何なんだよお前は…。大丈夫だからあっち行けって。
伊吹翼
あーー…。消毒するものがないや。ちょっとハンカチ濡らして来ますから、待ってて!
ジュリア
あっ、おい!
ジュリア
変な奴…。何考えてんのか全然わかんねぇ…。
伊吹翼
はいっ!ちょっと動かないで下さいね〜。
ジュリア
いでっ!いてぇって!!やるならやるで優しくやってくれ!
伊吹翼
もぉ〜。文句ばっかり。あっ、こっちもケガしてる!拭いてあげるから、あっち向いて下さい!
ジュリア
いい、いいから!自分でやる!ちょ、もういいから…いてぇっ!痛い痛い!やめろ!
伊吹翼
あははっ!何か楽し〜。ほら、絆創膏貼ってあげますね。
伊吹翼
ん〜。すっごく可愛くなりましたよ!ほらっ!
ジュリア
あぁ?おいおい…ウサギ柄はねぇだろ…。私に全くもって合ってねぇ…。
伊吹翼
そうかなぁ?似合ってるのにぃ〜。
ジュリア
はぁ…。まぁ、何か悪りぃな。手当てしてもらっちゃってさ。
伊吹翼
気にしないで!それより、何でこんなにケガしちゃったんですか?転んだとか?
ジュリア
それ、お前がさっき否定したんだろ…。
ジュリア
まぁ、どうってことはねぇよ。ちょっと変な奴に絡まれてさ。コテンパンにされたってわけ。
伊吹翼
だめですよ〜。女の子がそんな事しちゃ!顔にケガして、跡になっちゃったらどうするの!
ジュリア
別にいいんだよそんなことは。私が弱いのが悪いんだ。負けなければケガもしないんだよ。
伊吹翼
ダメッ!喧嘩なんてダメ!そんな事してたら、いつか本当に死んじゃうんだから!
ジュリア
…。初対面の私に、何でそこまで言うんだ?
伊吹翼
わかんないけど!とにかくダメですよ。私と約束して!もう喧嘩はしません〜って。
ジュリア
なんだよそれ…。ま、できる限り頑張るよ。私も短気直さなきゃとは思ってたしな。
伊吹翼
ん〜、今日のところはそれで許します。
ジュリア
まったく…。ホント変な奴だな。ほら、そろそろ暗くなってきたぞ。帰らなくていいのか?
伊吹翼
あっ!お使い頼まれてたんだった!早く帰らなきゃ。
ジュリア
あぁ。気をつけて帰れよ。私はもうちょっとここにいるから。
伊吹翼
そっか。夜は冷えるから、あなたも早く帰るんだよ。
ジュリア
オカンみたいな事言ってないで、早く帰りな。
伊吹翼
うんっ。あ、私伊吹翼っていうの。あなたは?
ジュリア
私はジュリアってんだ。今日はマジでありがとな。
伊吹翼
うん!じゃあまたね!私、この時間ここ通るから、見かけたら声かけて!
ジュリア
ああ。ケガしてたらまたよろしくな。
伊吹翼
ダメですよ!もう!じゃあね〜〜!ジュリアーノーー!
ジュリア
またな、翼。ジュリアーノ……?
(台詞数: 50)