伊吹翼
「プロデューサーさん、いきなり遅くに呼び出してゴメンね?」
伊吹翼
(キャラバンでのライブが終わった夜、わたしはステージへプロデューサーさんを呼び出した。)
伊吹翼
(事務所に帰る前に伝えたい....)
伊吹翼
(事務所に帰る前に伝えたい....この気持ちを)
伊吹翼
「プロデューサーさん、今日初めてバラード歌ったんだけど...どうだった?」
伊吹翼
「プロデューサーさん、今日初めてバラード歌ったんだけど...どうだった?...えへへ♪」
伊吹翼
(プロデューサーさんは『最高だった。』と言ってニッコリと笑ってくれる。)
伊吹翼
(この言葉を聞くとホントにアイドルをやっていて良かった!と思えてきて....)
伊吹翼
(おもわずさっき、言い出せなかった言葉が自然と出てくる。)
伊吹翼
「プロデューサーさん、わたしを今日のこの場所まで連れてきてくれてありがとうございました。」
伊吹翼
「わたし....もうモテモテになるためにアイドルするのやめようと思うんだ。」
伊吹翼
「....なんでって?...えーっと、その....」
伊吹翼
(言わなきゃ!わたしの....)
伊吹翼
(言わなきゃ!わたしの....プロデューサーさんへの想いを!)
伊吹翼
「....わたしのハッピーライフに必要な2人の人....プロデューサーさんはわかる?」
伊吹翼
「....うん、1人は『ファンのみんな』。わたしがアイドルでいれるための大切な人。」
伊吹翼
「もう一人は....『765プロの仲間』じゃないのかって?」
伊吹翼
「う~んとね....。確かに大事なんだけど....わたしが必要だって思ってる人は...。」
伊吹翼
「プロデューサーさん....」
伊吹翼
「プロデューサーさん....あなたです....。」
伊吹翼
「わたし達に親身になってくれて....いつもわたし達のことを見てくれるあなたが....」
伊吹翼
「一人の男の人として....」
伊吹翼
「一人の男の人として....大好きです。」
伊吹翼
「もちろん....アイドルが恋愛禁止....それはわかってます....」
伊吹翼
「もちろん....アイドルが恋愛禁止....それはわかってます....でも、」
伊吹翼
「今だけは、アイドルとしてじゃなくて....」
伊吹翼
「今だけは....アイドルとしてじゃなくて『伊吹翼』っていう女の子として....」
伊吹翼
「返事を....下さい。」
伊吹翼
「....!?....ホント?」
伊吹翼
「....!?....ホント?わたし....」
伊吹翼
「....!?....ホント?わたし....うれしい!」
伊吹翼
「....!?....ホント?わたし....うれしい! ....あっ!」
伊吹翼
(誰もいないステージで、プロデューサーさんに抱きしめられて....目線がぶつかって...)
伊吹翼
「プロデューサーさん、せっかくだから....」
伊吹翼
「プロデューサーさん、せっかくだから....二人だけの思い出がほしいな。」
伊吹翼
「プロデューサーさん、せっかくだから....二人だけの思い出ほしいな。....ダメ?」
伊吹翼
(そう言うと、プロデューサーさんがわたしの顔を少し持ち上げると、顔をだんだん近づけて、)
伊吹翼
(暗闇に包まれたステージの中、わたし達は)
伊吹翼
(暗闇に包まれたステージの中、わたし達は初めてのキスをした。)
(台詞数: 39)