田中琴葉
…さて、二人の探偵さんも帰ってしまったし、私も帰ろうかしら。
田中琴葉
…さて、二人の探偵さんも帰ってしまったし、私も帰ろうかしきゃっ!?【ガシッ】
黒井社長
ふん…せっかく私の役に立つ駒がいたと思ったらこれとは、詰まらん奴らだったのぅ。
田中琴葉
…貴方は?
黒井社長
ああ、あのトレーナー崩れを唆した張本人と言えば理解できるかの?キヒヒッ。
黒井社長
いわゆる黒幕、というやつじゃよ。カカカッ。
田中琴葉
…貴方が、あの二人をこの町に連れてきたんですね?
黒井社長
そうだ。あいつらに金品を巻き上げさせて、上前をいくらか私がもらっていたのじゃが…。
黒井社長
あの二人が去ってしまったではないか。貴様のようなガキが余計な奴らを呼んできたせいじゃよ。
田中琴葉
…なるほど、確かに、悪の組織というにはポケモンたちを信頼してたみたいだけど。
黒井社長
ああ。あ奴らはトレーナーとして過ごしていた方が向いていたのかもしれんの。カカカッ。
黒井社長
さて…貴様をつかんでいるのは私のポケモン…ダストダスじゃ。
黒井社長
このまま絞め殺すか、未知の毒でその顔を腐食させるか…。どうやっても腹いせにもならんがの。
田中琴葉
……一つ聞かせて。
黒井社長
ああ。冥途の土産に答えてやろうではないか。キヒヒッ。
田中琴葉
……ロケット団と名乗らせたのは、貴方の差し金?
黒井社長
その通りじゃよ。既に消えてしまった組織、どう使おうが勝手だろう?
田中琴葉
……。
田中琴葉
……二度とロケット団の名前を口にするな、痴れ者が。
黒井社長
…は?
田中琴葉
大方、ロケット団の意味も知らずに言っていたのでしょう?
黒井社長
な、何を言っているんじゃお前は…?
田中琴葉
町々を襲いつくせ。撃ちのめせ、悪の牙たちよ。
田中琴葉
Ride On the City, Knock out , Evil Tusks.
田中琴葉
この言葉を、意味を知らない人間がロケット団を口にするな!!
黒井社長
な、何をごちゃごちゃと!!ダストダス、この小娘を縊り殺してしまえぃ!!
黒井社長
な、何をごちゃごちゃと!!ダストダス、この小娘を縊り殺してしまえぃ…!?【カキンッ】
黒井社長
んなっ!?ダストダスが氷漬け…じゃと!?
田中琴葉
ふうっ。ゴミを吸い込んで体の一部にするポケモンだから仕方ないけど、すごい匂いだったわ。
田中琴葉
まあ、ポケモン自体に罪はないのだけど。
田中琴葉
ありがとう、ユキメノコ。
田中琴葉
あ、そうそう。そのダストダス、ポケモンセンターに連れて行けばまだ助かるわよ。
田中琴葉
もっとも、貴方を受け入れてくれるポケモンセンターがこの町にあるとは思えないけどね。
黒井社長
ぐ、ぬぬぬ…!おのれこのアマぁ!!戻れ、ダストダス!!【パシュッ…】
箱崎星梨花
ムーランド、ギガインパクト♪【グシャッ…】
黒井社長
…!?わ、私のダストダスが…粉々…!?
箱崎星梨花
迎えに来ましたよ、総帥!
箱崎星梨花
もう…突然どこかに行ってしまうんですから、探したじゃないですか。
田中琴葉
ごめんなさい、星梨花。それと、外では総帥って呼ばないでって言ったでしょ?
箱崎星梨花
そうでした、ごめんなさい琴葉さん…。
田中琴葉
ふふっ、謝れるなんて星梨花は良い子ね。
黒井社長
あ…わ、私のポケモンが…。
箱崎星梨花
あの、琴葉さん。あの人はいったいどうしたんですか?
田中琴葉
ああ、ほっといていいわよ。どうせ、取るに足らない存在だから。
箱崎星梨花
そうなんですね。それじゃあ帰りましょう!
箱崎星梨花
そうなんですね。それじゃあ帰りましょう!ロケット団総帥、琴葉さま。
田中琴葉
もうっ。だから、外ではそう呼ばないでって言ったでしょ?
箱崎星梨花
はうっ…ごめんなさい…。
(台詞数: 48)