七尾百合子
こんばんは、ワトソン諸君!
七尾百合子
七つのしっぽがある脳細胞を持つ女、名探偵七尾百合子です。
田中琴葉
千鶴さん、誕生日おめでとうございます。
二階堂千鶴
お祝いの言葉をありがとうございます、琴葉。
七尾百合子
今回の謎はこちら。
七尾百合子
ばばん!
七尾百合子
自己満足にまみれ歪曲されそうになっている世界を救え!
田中琴葉
あの、誕生日プレゼントなんですが、ここに今度一緒にいきたいなと思っているんですけど……。
二階堂千鶴
そ、そこは……!
七尾百合子
今日は10月21日
七尾百合子
そう!765プロのセレブリティー・オブ・セレブ!二階堂千鶴さんの誕生日です!
七尾百合子
朝、千鶴さんが事務所に顔を出すとそこには事務所の仲間が勢ぞろい!
七尾百合子
せーのっ、でおめでとう!の言葉を贈ると、代表して3人が千鶴さんをお祝いしました。
七尾百合子
律子さんは、素敵な香りがするティーを、
七尾百合子
環ちゃんは四つ葉のクローバーを、
七尾百合子
そして、エミリーちゃんは紅白のお餅を自前でついてプレゼントしました。
七尾百合子
しかし、既にこの時には犯人によってマスカレードされた計画が謎の音色を奏でていたのです。
七尾百合子
でれでれで~ん!
田中琴葉
あっ、お口に合わないですよね。商店街のアイスクリーム屋さんだなんて……
二階堂千鶴
そ、そんなことございませんわ!お店の品格は場所で決まるものではありませんから。
七尾百合子
では、犯人の計画とはなんなのでしょうか。
七尾百合子
そのヒントは、お祝いに来た三人と千鶴さんの共通点、そしてプレゼントにありました
七尾百合子
千鶴さん、律子さん、環ちゃん、そしてエミリーちゃん。このメンバーを見て気付きませんか?
七尾百合子
聡明なワトソン諸君ならお分かりでしょう。この4人はアイドルヒーローズに出演しているのです。
七尾百合子
では、それが犯人、ここでは仮にPとしますが、Pのたくらむ計画とどう関係するのでしょう。
七尾百合子
それが先ほど言ったもう一つのヒント、プレゼントが教えてくれます。
七尾百合子
Pは千鶴さんに高級ティーセットをプレゼントしました。
七尾百合子
そして、その前に律子さんは素敵な香りがするティーを贈っています。
七尾百合子
まるで律子さんが贈るものを知っていたかのようなPのチョイス。果たしてこれは偶然でしょうか。
七尾百合子
アイドルヒーローズ、そしてティーセット。これらから推察される答えはただ一つ!
七尾百合子
Pはアイドルヒーローズでカフェ経営外伝を作ろうとしているのです!
七尾百合子
じゃじゃじゃじゃーん!
田中琴葉
か、カフェ経営?
七尾百合子
千鶴さんといえばアイドルカフェの経験者。つまり、主役は千鶴さんでしょう。
七尾百合子
アルバイト経験のある環ちゃんがフロア、律子さんが経営、お餅を作ったエミリーちゃんがシェフ。
七尾百合子
きっとヒーローズ側とデストルドー側がお互いに気付かずにお店をする話に違いありません!
二階堂千鶴
ず、随分と具体的ですわね。
七尾百合子
そんな企みを知る由もなく、千鶴さんはPに屋上へ呼び出され足を運びます。
七尾百合子
高級ティーセットを渡され、喜美を隠せない千鶴さんを見てPは何を考えるのでしょう。
七尾百合子
それはアイドルの誕生日の夜空に都合よく浮かぶ満月だけが知っています……。
田中琴葉
アイドルヒーローズカフェ……わ、私の出番はあるのかな。
二階堂千鶴
気を確かにお持ちなさいな、琴葉。
七尾百合子
しかし、安心してください!名探偵七尾百合子が別の脚本を書いてきました!
七尾百合子
これが採用されれば、Pの計画は丸つぶれです!さぁ、収録を始めましょう!
二階堂千鶴
……念のため確認しますが、Pの企みなどなく百合子がそれをやりたいだけではございませんよね?
七尾百合子
ぎくぅっ!!や、やだなぁ……ソンナコトナイデスヨー?
二階堂千鶴
はぁ……。いつも以上に強引な推理と思っておりましたが、これは律子に報告が必要ですね。
七尾百合子
ひ、ひぃ~
七尾百合子
ううっ、名探偵七尾百合子!七つのしっぽの脳細胞に解けない謎はない!続くっ!
田中琴葉
(……あ、百合子ちゃんの脚本、学園ものなんだ。ちょっと、楽しそうかも)
(台詞数: 50)