高山紗代子
ークリスマス、紗代子の大学ー
田中琴葉
「そうだ。ねえ2人とも、この後私が司会をするベストカップル コンテストがあるんだけど…」
田中琴葉
「参加者が予定よりちょっと少ないの。よかったらお願いできない?」
高山紗代子
「ええっ?私達がですか?」
田中琴葉
「うん。きっと良い思い出になるわよ?ね?お願い!」
高山紗代子
「うーん」
高山紗代子
「琴葉さんの頼みなら断れませんね。Pくん、いいかな?」
高山紗代子
「…うん。ありがと。琴葉さんOKです。でも何か恥ずかしいですね」
田中琴葉
「ありがとう2人とも。恥ずかしくなんかないわ。あなた達の恋人っぷりを見せつけてやりなさい」
田中琴葉
(上手くいったわね、予定通り。 Pくん。後は頑張ってね)ヒソヒソ
高山紗代子
「???どうかしたんですか?」
田中琴葉
「ううん、なんでもないわ。 それじゃああなた達はトリだから。よろしくね!」
高山紗代子
ーーーーー
田中琴葉
『それでは!本日最後の恋人達をお呼びしましょう!』
田中琴葉
『高山紗代子さんと恋人のPさんです!どうぞー!』
田中琴葉
観客「パチパチパチパチ」
高山紗代子
「よ、よろしくお願いします」 ペコリ
高山紗代子
「うわ…。ここから見ると凄い人の数。緊張しちゃう…」
田中琴葉
『大丈夫よ。彼に紗代子の気持ちを思いっきりぶつけちゃいなさい!はいマイク』
高山紗代子
『は、はい。私の、気持ち…』
高山紗代子
『ふふっ。それじゃあいくよ、 Pくん?』
高山紗代子
『………』
高山紗代子
『高校生の頃、初めてあなたと 出会って…』
高山紗代子
『ちょっと優柔不断だけど。優しくて、いざという時には頼りになるあなたが好きで…』
高山紗代子
『勇気を出して、想いを告げて、恋人になれて…』
高山紗代子
『高校生活3年間、ずっとあなたと一緒だった』
高山紗代子
『ちょっとすれ違っちゃって、 1度はお別れしたけど…』
高山紗代子
『こうしてまた、あなたの隣に 居ることができて…』
高山紗代子
『私、本当に幸せです』
高山紗代子
『できることなら、もっともっとこの時間を続けていきたい…』
高山紗代子
『だからね?これからもずっと…』
高山紗代子
『ずっと、私と一緒にいてくれますか?』
田中琴葉
観客「おおー」パチパチパチパチパチパチパチパチ
高山紗代子
『えへへ…。やっぱり恥ずかしいね、みんなの前でこんな…』
田中琴葉
『素敵な告白をありがとうございます!さあ、Pさん!お返事を どうぞ!』
高山紗代子
『………?なあに?』
高山紗代子
『Pくん、その小箱は?…開けていいの?それじゃあ…』
高山紗代子
『……!!これ……!』
高山紗代子
『指輪……!?』
田中琴葉
『おおっと!指輪だーーー!』
田中琴葉
観客「ワアアアアアアアアア!」パチパチパチパチパチパチパチパチ
高山紗代子
『うそ……。だって、私……』
高山紗代子
『こんな、こんな素敵なプレゼント……』
高山紗代子
『信じられない…』ポロポロ
高山紗代子
『……うん。うん…!』ポロポロ
田中琴葉
『よかったわね、紗代子』
田中琴葉
『皆様!溢れんばかりの愛情で 結ばれたこの2人に、盛大な拍手を!』
田中琴葉
観客「ワアアアアアアアアア!」パチパチパチパチパチパチパチパチ
高山紗代子
『私……今日の事、一生忘れない』グスッ
高山紗代子
『大好きよ、Pくん…』
(台詞数: 50)