北沢志保
琴葉さんお疲れ様です。こちらが収録台本、新しいボイス収録の予定になります
田中琴葉
うん、ありがとう。これもまだ一部よね?大変なのはこれからかしら
北沢志保
そう……ですね。あの…少しだけ休憩しませんか?
田中琴葉
志保から休憩を切り出すのは珍しいわね。わかった少しだけ一息いれるわ
北沢志保
………。
田中琴葉
ふぅ、新曲もなかなか手強いな…これは恵美に心配をかけられる訳だ。
北沢志保
まだ、始めたばかりなんです。ちゃんとペース配分を考えてくださいね。
田中琴葉
わかった気をつける。
北沢志保
……少し話をしませんか?もしよれしければですが…。
田中琴葉
大丈夫よ。何かしら?
北沢志保
琴葉さんをそこまで突き動かす動機ってなんですか?
北沢志保
琴葉さんにとってアイドルってなんですか?
田中琴葉
うん、どう答えればいいのかしら
北沢志保
あ、これは単なる好奇心からの質問ですので無理に答えなくてもいいですよ。
北沢志保
ただ………琴葉さんが焦っているように見えたので心配でしたから
田中琴葉
……志保
田中琴葉
…少し私の話をしていいかしら
北沢志保
どうぞ
田中琴葉
武道館で灼熱少女の曲を披露するかどうかで悩んでいたでしょ?
田中琴葉
メンバーの4人とも相談したわ。揃わないのに歌う理由がないって
田中琴葉
あの場所ではどうしたら良いのか迷ったわ。恵美の言う事も痛いほど分かるから
田中琴葉
だから、私は背中を押した。それが最良の結果だと思ったから……
田中琴葉
ライブは成功。ファンのみんなも喜んでくれたし、これで良かったのだと思ってる
北沢志保
……。
田中琴葉
ただ、一つ気掛かな事があった。
田中琴葉
舞台袖で、表情を変えないで見つめていた顔を見掛けた事を…
田中琴葉
その人は、私の話題になると少し悲しい目をしていた。
田中琴葉
ずっと側にいるはずなのに、遠くに離れていくような気がしたの
北沢志保
……その人を笑顔にしたいから、こうしてアイドルを続けているのですか?
田中琴葉
どうなんだろう。私はみんなの当たり前の中に入りたかったのかもしれない
田中琴葉
少しでもいいみんなに安心して欲しいんだと思うんだ。
田中琴葉
『田中琴葉』がここにいる事
北沢志保
…なんとなくですが、納得します
田中琴葉
良かった。答えになってなかった気がしたから
北沢志保
私も…
田中琴葉
…?
北沢志保
琴葉さんを気にしてる一人ですから
北沢志保
無理は、しないでくださいね。では失礼します。
田中琴葉
うん、志保も気をつけて
北沢志保
ーープロデューサーさんへ
北沢志保
報告です。琴葉さんはメディアの悪質記事で気落ちしていないので安心してください
北沢志保
何故そう言い切れるかって?
北沢志保
劇場の人達は、どうしようもないくらいに
北沢志保
琴葉さんの事を信頼していますから
北沢志保
プロデューサーさんはどうですか?
(台詞数: 45)