永吉昴
ここか……なぁセリカ、ほしぐもちゃんはこのあたりでバッグから飛び出して行ったんだよな?
箱崎星梨花
はい……3番道路に入った時からそわそわしていたのですが、ここに来たら急にすごい勢いで……
箱崎星梨花
あちらの森の方に、行ってしまったのです。メレメレの花園に行ってしまったのでしょうか。
永吉昴
メレメレの花園?
田中琴葉
3番道路の森の奥に、花園があるのよ。黄色い花が群生してる綺麗な場所なの。
田中琴葉
ここから花園までは一本道だから、森の方に進んだなら花園に行ったんだとは思うけど……
永吉昴
そっか……うしっ、じゃあそのメレメレの花園を見てくるよ!セリカも一緒に行こうぜ!
箱崎星梨花
は、はい……。
田中琴葉
じゃあ私は3番道路を探してるわ。ひょっとしたら戻って来てるかもしれないし……
田中琴葉
しばらくしたらここで落ち合いましょう?ほしぐもちゃんが見つかったら、ここで待ってるわ。
永吉昴
わかった!ありがとなコトハ!じゃあ行こうぜセリカ!
箱崎星梨花
はい。あ、ありがとうございますコトハさん……スバルさんも、よろしくお願いします……。
永吉昴
……ここを真っ直ぐに行くんだな。そうだセリカ、なんでほしぐもちゃんは飛び出したかわかるか?
箱崎星梨花
いいえ……ただ、ほしぐもちゃんはどこか行きたい所がいくつかあるみたいなんです。
箱崎星梨花
スバルさんと初めて会った吊り橋も……どうやら、その先の遺跡に行きたかったようなのです。
箱崎星梨花
なんで行きたかったのかはわかりません……ひょっとしたら、わたしが探しているほしぐもちゃんの
箱崎星梨花
ルーツがそこにあるのかも……わたしの言葉も聞かず、行ってしまったので。
永吉昴
そうなのか。メレメレ花園とやらにもそれがあるのか……いや、まずは見つけないとだな。
永吉昴
お、花園に着いたな……一面が黄色い花なんだな。確かに綺麗で、なんか神聖な雰囲気がするな。
箱崎星梨花
ほ、ほしぐもちゃん!どこかにいるのですかー?
永吉昴
ほしぐもちゃーん!いるなら返事しろー!?
永吉昴
ほしぐもちゃーん!いるなら返事しろー!?……って、返事はできないか。うーん……。
永吉昴
とにかく、花園は広いからもっと奥まで探してみるか。セリカ、オレは奥まで行くから
永吉昴
セリカはここで待っててくれ。草むらもあるし、セリカが行くのは危ないからな。
箱崎星梨花
あ、は、はい……。すいません、スバルさん。ほしぐもちゃんの事、よろしくお願いします。
永吉昴
よしっ、じゃあ行くぜ……(ザッザッ…)
永吉昴
そうだ、野生のポケモンもいるだろうし、オレもポケモンを出しておくか。
永吉昴
じゃあ、ここはアシマリで……ん?(ボンッ)
永吉昴
メテノ『……メテテ』
永吉昴
メテノ!?メテノが勝手にボールから出てきた……あ、いや、別にお前を選ばなかったわけじゃ……
永吉昴
メテノ『……メテ(スイーッ)』
永吉昴
え?あ、おいメテノ!どこ行くんだ!?
永吉昴
さっきメテノじゃなくてアシマリって言った事気にしてんのかな……違うってメテノ!あれは……
永吉昴
(ガサガサッ)ん?草むらが揺れてる……野生のポケモンだな!頼むぜメテノ……
箱崎星梨花
ほしぐもちゃん『ぴゅ? ぴゅい～!』
永吉昴
ほ、ほしぐもちゃん!こんなとこにいたのか!良かった～セリカも心配してたんだぞ!
永吉昴
(…メテテ)メテノ、もしかして……ほしぐもちゃんを見つけて、オレを連れてきてくれたのか!
箱崎星梨花
ほしぐもちゃん『ぴゅい～!』
永吉昴
メテノ『……メテ メテテ』
永吉昴
な、なんかメテノとほしぐもちゃん、会話してる?そういや、少し雰囲気似てる所もあるもんな。
永吉昴
ひょっとしたら、宇宙から落ちてきたっていうメテノなら、ほしぐもちゃんの事知ってたりして……
永吉昴
……なんだろう、有り得なくない気がする。メテノが今すぐにほしぐもちゃんを見つけられたのも、
永吉昴
ほしぐもちゃんと……コスモッグと関わりがあるから?なんでかわからないけど、そんな気が……
永吉昴
(ガサガサッ!)わっ!草むらが大きく揺れた!今度こそポケモンか!
永吉昴
行くぜメテノ!あ、ほしぐもちゃんは離れてて……な、何だ?近付いてきたぞ!(バッ!)
永吉昴
???『カプゥーコッコナノ!!!』
永吉昴
えっ!?カプ・コケコ!?
(台詞数: 47)